偉人・敗北からの教訓 第102回「伊達政宗・砕け散った南蛮貿易の夢」
- 8/2 (Sat) 21:00 ~ 21:55 (55分) この時間帯の番組表
- BS11イレブン(Ch.211)
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番組概要
「独眼竜」の異名を持つ奥州の覇者・伊達政宗の敗北を紐解く。江戸時代、メキシコ・スペインとの南蛮貿易により莫大な富の獲得を目指すも、成功に至らなかった理由とは?
番組詳細
独自の南蛮貿易により、莫大な富を得ようとした伊達政宗の敗北から明日を生きるための教訓を探る。1567年、出羽国で生まれた政宗は18歳で家督を継ぐと、南奥州の強敵・蘆名氏を下し、天下への野心を燃やすが、1590年、天下統一に王手をかけた豊臣秀吉に臣従。秀吉没後の関ヶ原の戦いでは100万石のお墨付きを得て東軍に参加し、東北の地で西軍の上杉景勝を攻めるが、約束された領土拡大はならなかった。
天下が徳川家康の手に渡っても、政宗はまだ諦めていなかった。海外から莫大な富を得るべく、家臣の支倉常長をはじめとする慶長遣欧使節を派遣。メキシコ・スペインと直接貿易を行おうとしたが、時を同じくして幕府が禁教令を発し、キリスト教の弾圧を強化した。この一報がヨーロッパにも伝わり、使節団の交渉が難航、結局、何の成果も得られぬまま、帰国せざるを得なくなった。政宗は南蛮貿易という壮大な夢をなぜ、諦めたのか?
1620年、政宗は幕府の意向に従い、禁教令を発し、領内のキリシタンを取り締まるが、スペインでキリスト教の洗礼を受けた支倉常長は棄教を拒んだまま、この世を去った。その後、幕府が鎖国政策を行ったことで、政宗が慶長遣欧使節を派遣した事実は忘れ去られるが、明治時代、岩倉使節団が派遣されたことで再び脚光を浴びる。大いなる野心を抱き、海外に目を向けた政宗は今日、どのような評価を受けているのか?
歴史上の偉人たちが犯した失敗から、私たちが学ぶべき教訓を探る歴史情報番組。
伊東潤(歴史作家) 中西悠理(フリーアナウンサー) 【ナレーター】槇大輔
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