日本のチカラ[字]
- 9/24 (Wed) 14:00 ~ 14:30 (30分) この時間帯の番組表
- TOKYO MX1(Ch.9)
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番組概要
ぶちかませ!小町 ~女子相撲のココロ 9年の軌跡~
番組詳細
山形県酒田市に住む秋葉小町ちゃんは6歳の時、相撲を始めました。きっかけはアマチュア相撲世界一に輝いた兄がかっこよかったから。「小町もお兄ちゃんみたいになりたい」…兄が稽古をしている酒田相撲教室に通い始めました。アマチュア相撲の日本一を25人も輩出したこの名門教室で指導にあたるのは、白畑悌輔先生。半世紀以上ボランティアで指導を続け、地元では名伯楽と知られています。
その教えは“立ち合い早く、前に出る相撲”。 若かりし頃は鬼の形相で教えたこともありましたが、今は仏のよう。「静かにコンコンとやってみなさい。痛かったらやめていいから」と師匠の猫なで声に誘われて、小町ちゃんは鉄砲柱でおでこを鍛え始めます。すると半年後には、あら不思議。立ち合いで、おでことおでこがおもいっきりでぶつかる“ぶちかまし”ができるように。
このぶちかましができれば、試合は絶対勝てる!とふんだ小町ちゃん、意気揚々と試合に臨みます。ところが試合では、はたかれて連戦連敗。会場の外れで、わんわんと号泣する娘にお父さんは声をかけます。「相撲頑張れるか?もうやめる?」…小町ちゃんは必死に首を横に振ります。そんな姿を遠目に見ながら師匠はいつもこう言うのでした。 相撲で一番大事なのは「心」なのだと…。
そんな矢先、兄が相撲を辞めることに。世界一になった後、国体の試合で左肩に大けがを負い成績が振るわなくなったのです。13年間続けた相撲づけの日々にピリオドを打ち、高校卒業後は上京して就職することに。兄と稽古する最後の日。
体重が26キロも落ちた兄は身に着けたまわしもスカスカで、ぶつかり稽古をしても全く歯が立ちません。何度も何度も投げ飛ばされる兄。あれだけ強く逞しかった兄。小町ちゃんは兄の後ろ姿をじっと見つめていました。兄がいなくなった後、小町ちゃんはいっそう稽古に励みます。
【出演】 秋葉小町、進(父)、まき(母)、拓(兄)、白畑悌輔(酒田相撲教室コーチ)、今 日和(こん ひより/アイシン相撲部)、浜野桜子(鳥取城北高校)、仲條峻太郎(秋田県立金足農業高校) 【ナレーション】 田中成孝(フリーナレーター)
出演者・スタッフ
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