十五彩景[字] 兄の絵を守り続けて ~戦没画学生の弟87歳の思い~
- 10/20 (Mon) 2:00 ~ 2:30 (30分) この時間帯の番組表
- RNC西日本テレビ(Ch.4)
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番組概要
画家になることを志し東京美術学校で学びながら戦争に命を奪われた兄の絵を大切に守り続ける87歳の男性が山口県にいます。戦後80年の夏、男性にその思いを聞きました。
番組詳細
原田茂さん(山口県周南市在住) 窪島誠一郎さん(戦没画学生慰霊美術館「無言館」館主) 【ナレーター】 上田奈央(山口放送アナウンサー)
山口県周南市に住む原田茂さん(87歳)は、母親から受け継いだ兄の絵を長年守り続けてきました。茂さんの兄・原田新〈あらた〉さんは、1941(昭和16)年12月に東京美術学校を繰り上げ卒業し、1943(昭和18)年8月7日、乗っていた輸送船が米軍機の攻撃で沈没し戦死しました。24歳でした。
新さんが亡くなったとき、3歳だった茂さんは、家族が1945(昭和20)年7月27日の空襲から守った兄の絵を自宅に飾り、毎日眺めています。そして戦後80年となることしの夏、兄の絵を通じて交流している長野県上田市の戦没画学生慰霊美術館の館主・窪島誠一郎さんと瀬戸内海に浮かぶ2つの島に渡りました。1つは戦時中人間魚雷・回天の訓練基地があった周南市の大津島。
そして、もう1つの島は、兄の親友だった戦没画学生・久保克彦さんの墓がある平生町の佐合島です。原田茂さんの夏の日々を取材し、兄の絵を大切に守り続ける思いを綴ります。
出演者・スタッフ
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