番組概要
いつの世にも絶えない悪を容赦なく取り締まる!中村吉右衛門の当たり役として好評を得た『鬼平犯科帳』の第3シリーズをお届け!
番組詳細
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の嫡男・辰蔵(長尾豪二郎)は、平蔵に代わり私邸の留守を預かっている。 だが、平蔵と違い剣術の才は乏しい。しかも、旗本の息子の阿部弥太郎(坂詰貴之)と女遊びにうつつを抜かしている。 その辰蔵が、茶店「笹屋」の娘・お順(浅野愛子)に惚れてしまう。 笹屋の主は無愛想な男・次郎助(芦屋雁之助)。元盗賊で、お順の父親だった。
その次郎助の元に、半平(中田浩二)という昔の仲間がやって来る。 半平は、京に住む白峰のお頭の隠居金七百両という荷物を持っていた。 半平は、次郎助に金を預かってくれと頼む。 盗賊の隠居金は、最後の盗みで作るのが仁義。しかし、白峰の頭は、自分だけ密かに金をためていたのだ。 次郎助は預かった金を鬼子母神の本殿の床下に埋めることに。
数日後、与市(小野武彦)という盗賊が、次郎助の前に現れ隠居金を出すよう迫る。 次郎助は店を閉め、お順には知り合いのところに身を隠すよう告げる。 そんな事情を知らない辰蔵は、相変わらずお順にぞっこん。笹屋から出てきたお順の後をつける。 人気のない道で、お順が与市とその手下に連れ去られる。 与市は笹屋に戻り「娘の命が惜しければ、金のありかを言え」と脅すが…。
長谷川平蔵:中村吉右衛門 長谷川久栄:多岐川裕美 辰蔵:長尾豪二郎 酒井祐助:勝野洋 山田市太郎:三ツ矢真之 竹内孫四郎:中村吉三郎 山崎国之進:中村吉次 堀切の次郎助:芦屋雁之助 お順:浅野愛子 阿部弥太郎:坂詰貴之 ナレーター:中西龍 ほか
原作:池波正太郎(文芸春秋刊) 企画:市川久夫、鈴木哲夫 プロデューサー:能村庸一、佐生哲雄 音楽:津島利章 脚本:安倍徹郎 監督:小野田嘉幹 制作:フジテレビ/松竹株式会社 制作協力:京都映画株式会社
*この番組はHD放送からのアップコンバートです。