番組概要
西宮市のパラアーティスト・木下晃希さんの描く絵は、見る人を幸せにし、誰かに話したくなる不思議な力がある。その絵の魅力と、忙しいのにマイペースな1年を追った。
番組詳細
【ナレーター】藤井千夏
西宮市の木下晃希さん(取材当時23歳)の絵が注目を集めている。絵具や水性ペンで、さまざまな生き物を生き生きと描く。その絵は見る人を幸せにし、だれかに話したくなる不思議な力を持っている。 晃希さんには重度の知的障害と発達障害がある。会話はあまりできず、じっとしているのも苦手だ。
しかし、絵を描いているときは別。完全に集中し、何時間も描き続けられる。両親は、晃希さんが幼稚園の頃に初めて描いたキリンの絵に才能を感じ、絵を描く機会を与え続けてきた。 晃希さんはパラアート(障害者芸術)展などで数々の賞を受け、その作品は米国発シューズメーカーの商品デザインにも採用された。初めての個展が東京で開催されると、30点の作品が数日間で完売。
そんな周囲の評価を知ってか知らずか、彼は慢心することも周囲に迎合することもしない。ただ自分が描きたいから描く。その絵の魅力と、忙しいのにマイペースな1年を追った。
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2024年 MBS毎日放送
*この番組はHD放送からのアップコンバートです。