番組概要
熊本・阿蘇山周辺では、人々が千年以上も草原を守り育ててきた。草原は命の小宇宙。カヤネズミやバッタが躍動し、牛が食べない草を頼りに絶滅危惧種のチョウが命をつなぐ。
番組詳細
熊本・阿蘇山周辺では、人々が千年以上も草原を守り育ててきた。草原は命の小宇宙。カヤネズミやバッタが躍動し、牛が食べない草を頼りに絶滅危惧種のチョウが命をつなぐ。生きものたちは人の営みも巧みに利用する。草が刈られ、見通しが良くなった草原はキツネたちの絶好の狩り場だ。毎年冬の終わり、人が火を放ち、草原は焼き払われる。野焼きだ。生きものたちにとって試練に見えるが、多くの生きものは土の中などで難を逃れる。