番組概要
人々は平和への思いを込め、歌を歌ってきた。それは現代に限ったことではない。およそ800年前のヨーロッパ、十字軍の時代に、一人の皇帝が歌に込めた思いを読み解く。
番組詳細
皇帝の名はフェデリコ2世。神聖ローマ皇帝であった彼は、十字軍を率いることになるが、敵対するイスラム勢力と“奇跡の和平”を実現する。そこには、どのような思想があったのか。近年、フェデリコ2世の宮廷で歌われたという1曲の歌の解明が進んだ。一見するとラブソングのようだが、歌詞を深く読み解いていくと、フェデリコ2世の真情が見えてくる。現代にも響くメッセージ……。歴史的な1曲をかみしめる。
【語り】柴田祐規子