番組概要
美しい色彩、計算されたカット、流麗なカメラワークでつづる5分の短編。岡山県「高田すずり」を作る職人はいま、唯一人。伝統を伝えようとする職人の亡き父への思いとは。
番組詳細
映像の力を探求した5分の短編ドキュメンタリー。舞台は岡山県真庭市。漆黒の光沢が特徴の高田硯(すずり)は室町時代から続く伝統の技だが、それを製作する職人は、門脇健夫さん一人しか残っていない。他の仕事とかけもちしながら、作り続ける。若い頃に父を亡くした健夫さんにとって、技を教えてくれるのは父が残したすずりだけ。ひっそりと作られる高田硯(すずり)にまつわる人々にカメラを向ける。