番組概要
スコットランドの海には多くの沈没船が眠る。第一次大戦時、巡洋艦ハンプシャーは機雷で、戦艦ヴァンガードは火災で沈没した。歴史が風化しないよう、学者は調査を続ける。
番組詳細
地球上の海の底に今なお眠り続ける、300万隻もの沈没船。そして船と共に失われた、たくさんの命。沈没した原因はそれぞれ異なるけれど、そこには、まだ知られていない物語が隠されているはず。調査チームは、探索器やリモートカメラ、3Dスキャンなど最新の技術を取り入れ、ときには潜水して残骸を観測し、さらに残された記録を紐解き、さまざまな角度から、沈没船に秘められた驚くべき事実を解明していく。
スコットランドの海には多数の沈没船が眠る。
1916年、英国軍の要人キッチナー元帥を乗せた巡洋艦ハンプシャーは、ドイツ軍の機雷により沈没した。当時キッチナーの遺体が見つからなかったことや、機雷の数など多くの謎があった。
1917年には英国の戦艦ヴァンガードが、弾薬庫の火災で沈没した。爆発しやすい火薬が、高温の環境に置かれていたことが原因となった。船だけでなく犠牲者となった乗組員についても近年調査が進んでいる