番組概要
「世界の古典演劇−シェイクスピアはなぜ「古典」なのか-」
番組詳細
ヨーロッパの演劇史において「古典」とされているテクストが、なぜ今日でも世界的に「古典」としての意義を保ちつづけているのかをめぐって、主としてシェイクスピアの諸作品を中心に考察します。テクストの紹介だけでなく、エリザベス朝演劇を成立させていた社会構造や劇場構造も射程に入れながら、それらが19世紀、20世紀においても多様な解釈のもとに上演されつづけていることを、資料や映像等を参照しながら検討していきます。
多摩美術大学教授 森山 直人