番組概要
「戦国最強」と恐れられながら、苛烈な戦乱の渦に飲み込まれ、儚く散った名門・武田家の栄光と敗北の歴史を二部構成で見つめる。後編では信玄・勝頼のゆかりの地を訪問。
番組詳細
「人は城、人は石垣、人は堀」との言葉を残した信玄は何よりも家臣を大切にした。信玄は館に住み、堅固な居城は造らなかったと考えられていたが、近年、新たな事実が判明した。なんと、甲府の街を要塞化していたのだ!越後への進出を断念した信玄は太平洋側の港を求め、駿河に侵攻。しかし、これが嫡男・義信の謀叛を招いてしまう。クーデターに失敗し、謎の死を遂げた義信。その真相を歴史学者・平山優が解き明かす!
義信亡き後、信玄の後継者となった勝頼は1573年に信玄が他界した事実をなんと3年も隠し続けた。その理由を甲州市にある信玄の菩提寺・恵林寺で探る。宝物・武田不動尊に込められた思いとは?勝頼は長篠・設楽原の戦いで織田・徳川軍にまさかの大敗を喫してしまうが、再起を図り、現在の韮崎市に巨大な城・新府城を築く。城郭ライター・萩原さちこが新府城の遺構を巡り、特徴を解説。勝頼が描いたビジョンを読み解く!
1582年、織田軍が甲州攻めを開始。勝頼は新府城を捨て逃亡、わずかな手勢で戦うも力尽き、名門・武田家は滅亡してしまう。伊東潤と中西悠理が最後に訪れたのは、勝頼の菩提寺・景徳院。二人は無念の最期を迎えた勝頼の心中に思いを馳せる。戦国大名としての武田氏は滅びたが、その後、高家として復活。一族の子孫が先祖から受け継ぐ家訓を語る。そして、武田三代の足跡を辿り、改めて実感した、今日に通じる教訓とは?
歴史上の偉人たちが犯した失敗から、私たちが学ぶべき教訓を探る歴史情報番組。
伊東潤(歴史作家) 中西悠理(フリーアナウンサー) 【ナレーター】槇大輔
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