番組概要
「戦国最強」と恐れられながら、苛烈な戦乱の渦に飲み込まれ、儚く散った名門・武田家の栄光と敗北の歴史を二部構成で見つめる。前編では信虎・信玄のゆかりの地を訪問。
番組詳細
伊東潤と中西悠理が甲府を起点に武田氏の足跡を辿る歴史旅。まず向かったのは、信玄を祭神として祀る武田神社。1519年、信玄の父・信虎がこの地に居館を移したことで甲府の街は発展した。武田神社の北東にそびえる要害山には武田氏の詰城も築かれた。武田家の菩提寺・大泉寺では信虎の肖像画や武田三代の木像を見ながら、各々の人物像に迫る。印傳博物館では武田軍団の甲冑や武具にも用いられた伝統の技と意匠を垣間見る。
富士河口湖町にある冨士御室浅間神社では甲斐の歴史を研究する上での基本史料と位置づけられる『勝山記』の記述をもとに、信虎の政治信条と行動を探る。1541年、信虎は息子・信玄らによるクーデターにより追放されてしまう。その裏には重臣たちの苦悩も!信虎の追放は悪逆無道な行為を重ね、家中や領民の間に不満が鬱積した結果だと伝わるが、信虎は本当に悪政を敷いていたのか?信虎の知られざる実像が今、明らかに!
武田家の家督を継いだ信玄は国力を強化すべく金山を開発。一行は身延町にある湯之奥金山を訪問し、金の採掘法を学ぶ。金山で働く金山衆の技術は武田氏の戦術にも活かされていた!さらに、採掘した金によって生まれたのが画期的な貨幣制度。富国強兵を推進する信玄は北への領土拡大を図り、苦心の末に北信濃の猛将・村上義清を下すと、日本海の港を手に入れるべく、越後を目指した。そして、川中島で宿敵・上杉謙信と激突する!
歴史上の偉人たちが犯した失敗から、私たちが学ぶべき教訓を探る歴史情報番組。
伊東潤(歴史作家) 中西悠理(フリーアナウンサー) 【ナレーター】槇大輔
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