番組概要
気風のいい生き様を、庶民の心意気と下町の情感をからめて描く痛快人情時代劇「御家人斬九郎」のファイナルシリーズをお届け!
番組詳細
斬九郎(渡辺謙)は相変わらずの貧乏暮らしで、麻佐女(岸田今日子)が大事にしている鼓を五両で質に入れてしまう。 麻佐女は怒り、斬九郎は通りにむしろを敷いて座り「捨値五両」と書いた札を立てるはめになった。自分を売ろうというのである。 通りがかった蔦吉(若村麻由美)が驚いているところへ、斬九郎の前に小判を投げる侍がいた。 侍は、勝田彦右衛門(萩原流行)という男で、三人の追っ手に追われていた。
斬九郎は「これでは足りない」とぼやきつつ、相手を峰打ちで倒す。 ところが、うち一人の若侍・杉浦格之進(嘉島典俊)が美男子のうえ、「兄の敵」と言って斬りかかってきたことから、蔦吉や、一緒にいたおえん(奈月ひろ子)はすっかり格之進に同情する。 格之進によると、勝田は本庄藩江戸屋敷の納戸役だったが、ある日格之進の兄で徒目付の監持を斬殺して逃げたという。
出入りの商人から賄賂を取っているのを見つかったためらしい。 そのため格之進は敵討ちのため国元から江戸へ来た。 しかし勝田は全面否定する。
松平斬九郎:渡辺謙 蔦吉:若村麻由美 麻佐女:岸田今日子 ほか
原作:柴田錬三郎 脚本:田村惠 監督:原田眞治 ほか