番組概要
第10話「市の茶碗」 日本を代表するスター・勝新太郎が心血を注いだ伝説のテレビシリーズ「座頭市」の第4弾!第10話には、ゲストにいしだあゆみが登場!
番組詳細
土佐藩お抱えの陶工・夢七(江原真二郎)は、主君の命令で深みのない規格品ばかりを焼かされるのが、つくづく嫌になった。 そんな天才肌で名人気質の夢七の孤独を慰めるのは、流れの酒場女・お近(いしだあゆみ)の情けだった。 お近の死んだ祖父も陶工だった。捨てた故郷にはまだ窯場が残っていた。 世俗にわずらわされない山奥で、夢七にじっくりと納得のゆく茶碗を焼かせてやりたい。
夢七はだまって藩主の庇護を離れ、お近と彼女の故郷に駆け落ちした。 弟子の夢三(植頭実)が従った。 寵愛する夢七の勝手な行動に、もちろん藩主は烈火のごとく怒り、屈強の藩士に夢七の追跡を命じた。 一行には、士分に取り立てられ名前も奥山伝八郎と変えた、夢七のかつての弟子伝八(浮田左武郎)も混ざっていた。 人里離れた山奥の窯場で夢七は、一日中俗事に惑わされず、焼物の制作に没頭した。
せっかく焼き上がっても気に入らなければ全部捨てた。 しかし、これでは暮らしが立たない…。夢七にたまには好きな酒も飲ませてやりたい。 夢七が廃棄処分を命じた茶碗を、お近は夢三とそっと宿場に売りに行く。 茶碗は道具屋の久兵衛(高野真二)の仲介で金持ちの茶人の隠居(曽根晴美)に渡った。 隠居の療治に呼ばれた座頭市(勝新太郎)は、その茶碗の感触に、激しいショックを覚えた。
ほのぼのと懐かしく、どんなにつらくとも生きる喜びが湧いてくるような手触りだ。 いったいどんな人間が焼いたのだろうか。市は茶碗の作者に興味を持った。 山里を分け入り市は苦心の末、夢七の窯場を訪ねた。 夢七、お近、夢三、そして市の奇妙な共同生活が始まった。 “心眼”の見よう見まねで茶碗を焼く市。 窯場を追っ手が包囲した…。
座頭市:勝新太郎 お近:いしだあゆみ 夢七:江原真二郎 夢三:植頭実 伝八:浮田左武郎 富右衛門(隠居):曽根晴美 玄信:北見唯一 久兵衛:高野真二 茶店の主人:沖ときお 茶店の女中:三田真澄 泥棒:松尾勝人 武士:筑波健 ほか
原作:子母沢寛 脚本:二州基夫、石田芳子、奥村利夫 監督:国原俊明 音楽:村井邦彦 制作:勝プロ フジテレビ
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