番組概要
この講座では、日本の古文や漢文・漢詩の名作について学んでいきます。ただ意味を教わるだけではなく、共に考えながら、古典の世界を探究していきましょう。
番組詳細
『徒然草』は鎌倉時代末期の成立と推定される随筆です。作者は兼好法師。今回取り上げる章段の主人公は、時の権力者、執権・北条時頼のお母さんです。別々に暮らす息子、時頼を家に迎えるための準備として、お母さんは、障子の張替えを自ら行います。しかも、全部張り替えるのではなく、汚れたところや破れたところだけ・・・。一体なぜ?その理由を探っていきましょう。
【講師】上智大学教授…山本章博,【きき手】神谷文乃,【朗読】高山久美子