番組概要
戦時中183人の犠牲者を出した海底炭鉱「長生炭鉱」水没事故。なぜ多くの朝鮮半島出身者が働いていたのか?なぜ国は遺骨収集に後ろ向きなのか?戦後処理のあり方を考える。
番組詳細
戦時中、山口県宇部市にあった海底炭鉱「長生炭鉱」で水没事故が起きた。犠牲者は183人、その約7割が朝鮮半島出身者だった。遺骨は今も海の底に眠ったままだ。太平洋戦争開戦により、石炭の増産が求められるさなかに起きた事故。地元の市民団体は「国策に協力した結果だ」と、国に遺骨の収集を求めてきた。しかし、国は動かない。
遺族の高齢化が進む中、市民団体は「もう時間がない」と、去年夏から独自で遺骨回収に向けた調査を始めた。なぜ、事故は起きたのか。なぜ、多くの朝鮮半島出身者が働いていたのか。なぜ、国は遺骨収集に後ろ向きなのか。多くの証言や資料により、事故の真相を紐解き、戦後処理のあり方を考える。
渡辺美佐
山口朝日放送 【プロデューサー】高橋賢 【ディレクター】立杉駿太陽
☆番組HP http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/