番組概要
中国の宋・元の時代に描かれ、日本にもたらされた「宋元仏画」。東アジア仏教絵画の最高峰といわれながら、神秘のヴェールに包まれてきた傑作中の傑作を堪能する。
番組詳細
中国の宋・元の時代(10~14世紀)に生まれた「宋元仏画」は東アジア仏教絵画の最高峰といわれる。現存する作品の多くは、かつて日本に渡り、大切に守り伝えられたものだ。日本画家・千住博さんが「人類の至宝」とたたえる「孔雀明王像」や水墨画の最高傑作とされる「観音猿鶴図」など名品中の名品をあますところなく紹介。きわめて高度な絵画表現の魅力を、時代背景、技法、伝来など多角的な視点とともに味わいつくす。
【ゲスト】京都国立博物館学芸部研究員…森橋なつみ,日本画家…千住博,【解説】水墨画家…大竹卓民