番組概要
カンカンカンカン…松下高徳(76)は、口にくわえたくぎを木の枝にひたすら打ち込む。くぎ打ちを教えたのは母。高徳は50才まで家を出ず、くぎを打ち、母のそばにいた。
番組詳細
既存の美術や流行・教育などに左右されない独創的な美術作品を生み出すアーティストたちを紹介する。誰のためでもなく表現し続ける人たちが放つ、圧倒的な凄(すご)み。今回は熊本に住む松下高徳(76)の表現に迫る。松下高徳は福祉施設に暮らし、日中は庭から持ってきたブドウの木に、ひたすらくぎを打ち込む。両親の入院を機に施設で暮らし始めたのは50才のとき。高徳の新しい人生が始まった。
【語り】内田也哉子