番組概要
1960~70年代、子どもも生まれ、家計を支えるために数多くの詩を創り続ける苦しい時代を過ごした谷川俊太郎。だが、そんな生活から目をそらすことなく詩作を続けた。
番組詳細
「書けないのなら/書けないと書かねばならない」等と苦しさがことばの端々からにじみ出てくる一方で、「一番安定して幸せな時期」と谷川俊太郎自身が語っている通り、ことばの力によってその苦しさを昇華し、自分の糧にしていった模索も見えてくる。第二回は、「ここ」「ほほえみ」「木」といった詩を読み解くことで「生活」にのみ埋もれるのではなく、そこから糧を見出し、新たな表現をすくい上げていこうという試みを追う。
【講師】批評家・随筆家…若松英輔,【司会】伊集院光,安部みちこ,【朗読】昆夏美,【語り】武内陶子