番組概要
1945年8月6日、広島で被爆した2人の少女、禎子と節子。平和を願った2人のささやかな営みは数十年の時を経て、核廃絶への道を切り開く核兵器禁止条約へと実を結ぶ。
番組詳細
今年、アメリカの科学雑誌が発表した「終末時計」は、過去最短の残り89秒を示した。時計の針を押し止めようとする力となった2人の少女がいた。広島で被爆した佐々木禎子と中村節子。禎子は白血病を患い折り鶴に希望を託しながら12歳でこの世を去る。節子は生き埋めから奇跡的に生還、戦後カナダに移住し、英語で原爆被害を生々しく伝え続けた。2人の願いは大きなうねりを起こし、21世紀、核兵器禁止条約成立へとつながる。
【語り】糸井羊司