全部見終わって、やはり一番共感を感じたのは近森優子でした。大多数の人は優子を批判するのでしょうが、優子は新の命の重さとずっと向き合い続けてきたのだと思う。結果的にそれが望の命を軽視することになってしまったとしても。狂気と片づけるのは酷かな。でも最終的には新本人が、望を「大切な妹という一人の人間」としてとらえていましたね。

ありきたりの刑事ものでもなく、ありきたりの医療ものでもなく、とても面白かったです。

新の言葉「血をくれてもいいか、望にちゃんと聞いてね」は、そうだ、ドナーになるというのは本人の意思があってのことだった。と本来の意味を思い出させてくれた。

見応えのあるドラマだった。わずか一週間の出来事とは思えない程色々な人の人生の苦悩がからまりあって展開していて息をつかせなかった。岸田トモ夫妻、病院長親子の苦悩、崎山、須佐見教授の確執、山原さんの苦悩、皆本先生の野望、そして近森夫妻の苦悩。ほとんどの人が、逮捕、傷つき、死に、職を追われた。わずかな希望の光は、望と新の生きる力だ。

ザリガニさんに同感。

考えさせられるドラマだった👌

医療は使う人次第でよくも悪くもなってしまうのだけど、何がよくて何が悪いのかをキッチリ測るものがないので難しいですね。答えが出ないので「難しい」でつい片づけてしまう。

良かったです。どこまでをフィクションと捉えるのか　難しいけれど…お兄ちゃんを助けられなかったら？の問に　ドキッとしました。「あなたはお兄ちゃんを助けられなかったのよ」と責めるのか…と。新くんは　きっと元気になると思いたい。

「血をあげていい？って望にちゃんと聞いてね」と苦しい呼吸をしながら優子に言う新。こんな立派な子供が本当にいるのかどうかわからないですが、本当はそうなんでしょうね。優子もハッとしたでしょう。でも優子のことも責められない。このぐらいの長さのドラマ、一番楽しめます。よかったです。

「赤ちゃんは道具じゃない」を全面的に押し出したような、それこそ優子につめよるマスコミみたいな結末のラストではなくて、よかったと思います。イエスもノーもはっきりさせられないけど、命がテーマのものは、そもそもそういうものかも。

立てこもった斉藤由貴も、新を救いたくて必死な安達祐実も、望を助けたい妊婦の黒木メイサも、みんな誰かの命を、とても重く重く感じている。ただ正解があるようでない。だから終わり方もスッキリ完全解決！とはいかないのだろうけど、命と医療の問題もそうなのでしょうね。とてもいいドラマでした。スタッフのみなさん、お疲れ様でした。ありがとうございます。

とにかく優子を批判するばかりのマスコミが本当に薄っぺらいヤツラだと、腹立たしく思っていました。外野はなんとでも言える。おまけに「命をなんだと思っているんだ！」と優子を罵倒する男。それに対する須佐見の発言。優子に命の重さがわからないわけがない、ギリギリのところで戦ってきたんだという発言。あれが一番共感できた。何が正しいのかはわからないけど。

これと破裂を観ていると大変な世界に人間は角を曲がってしまったのだと思います。最終回が興味深い！

新の命を重く、大切に思うあまりに、結局望のことは「新を助ける手段」として自動的に軽視することになってしまう近森優子。周囲からの非難の的になろうとも考え直さず突き進む優子を見ていると、逆にものすごく強い新への愛情を感じさせられます。人は神様にはなれない。重い言葉ですね。

やっぱり子供って、自然に神様から授かる宝物。医学が発達しようとも、医者や親のエゴで都合のいいように作っていいわけがない。それを子供の病気を治療するための道具にするなどもってのほか。命を薬としてしか見ていない。安達祐実演じる母は狂気だ。岸田トモが初めに言っていた、罰があたった。この言葉がすべてを語っている。

近森優子、有森裕子、元オリンピックのマラソン代表だったって
設定だからかあー？と突如思った。近森優子がどんどん一人で
走り出す。ほとんど暴走に近い走り。最終回はどこに向かうのだ
ろう？とても楽しみだけど、もう終わってしまうんだなー！

近森夫やマスコミの人達の意見が一番受け入れられやすいのだろうけど、どうしてだろう？近森優子に一番感情移入してしまう。望には悪いけど、優子の願いを叶えて新を助けてあげたい！と思ってしまう。本当に安達さんは上手い！

望って名前は「新たを助ける望みの綱」なんだろうな、安達祐実にとって。とにかく新たを助けたい、そのためなら世間から総攻撃くらっても構わない！という安達祐実が「母の愛」なら、望は新たを助けるためのモノではない、望を望として救いたいという斉藤由貴も「母の愛」なのかなあ？生んだ人と作った人、どっちも母？未産婦としてはどっちもわからないのですが、愛と狂気って表裏一体ですね。

黒木メイサさんて、ちょっと近寄りがたい感じがあったけど、このドラマを見て親近感がわきました。普通ぽい役が、逆に新鮮。あの、変な名前の刑事との掛け合いも面白いです(笑)。

最初ＴＶ欄でタイトルだけ見た時、最初赤ん坊のドレスデザインする人の子育て奮闘記！みたいなの想像してた。そのデザイナーじゃないんだ・・・でもそんな感じのドラマだったらつまらなさそうだけど、実際のドラマ見たらとても面白い！よかった、こっちのデザイナーで。

アダチユミがどんどん暴走していく姿を見ていると、恐ろしさと悲しさと苦しさ、色々な気持ちがわいてきます。マツシタユキさんは、正義の味方系の刑事を演じておられたイメージが強かったので、今回のそれとは違った管理官の役、とても新鮮です。途中から見始めましたが、ＨＰであらすじチェックして、来週も見ます。見ごたえあります。

今頃やっと録画したの見た。いっけいさんを突き落した若手医師が怖い～。何かが決定的に欠落してる人間って怖い～。・・・と斉藤由貴も恐怖を感じてるかもしれませんが、私も感じている。安達祐美、公表しちゃうみたいですね。それにしてもスタッフの皆さん、みんな上手い！このドラマおもしろいです。

先日はじめて観ました。
面白い！はまった！
だけど、デザイナーベイビーの意味が
いまいち分からない。
次回も絶対観る💓

母親は子供を助けるためには手段を択ばない！というのも、警察は必ず人命を優先するというのも、どっちもそうなんだろう。私は母親の気持ちはわからないけど、でも優子の気持ちになれば、ノゾミより新を救いたいと思ってしまうの、当然かなあ？倫理的観点から見れば間違いなんだろうけど。でもほんとに安達祐美さんはうまいですね。

殺人か起きてしまった…でも　まだ 生きてる。なんとか　いっけいさん生きて欲しい。
救世子、どんな子でも　与える愛情は同じだと思う。思いたい。誰も死なないで　面白い作品です。

どんどん展開して、毎回悪党が出てくるね。皆本先生と山原さんなんて完全に脇役だと思って油断していた。山原さんは巻き込まれてしまっているけど、なにか秘密を知ってるね。
速水刑事のお腹が８か月にしては大きく、さがっている気がするので、彼女が動き廻るたびに自分のお腹が痛くなるような変な感覚がする。安達祐実が鬼気迫っていて一番リアル、演技ではなく本当に涙がこぼれおちてるように見える。

安達祐美さん演じる母親の、息子への強すぎる愛情が、強すぎるゆえに狂気となってしまっている姿を、本当に見事に演じておられます。息子を救う手段として子供を産む・・・批判する人ももちろんいるのでしょうが、簡単に「そんなの間違ってる」って一刀両断できない気持ちになる。私は母親ではないので客観的に見ると哀しみみたいなのも感じてしまって切なくなる。いい演技だなあ。

すさみの言うことも、渡辺いっけいの言うことも、どっちもわかる気がする。なかなか答えが出ない問題なのでしょうね。普段刑事モノでは正義の刑事役の印象が強い松下さんが、今回は珍しいタイプを演じておられて、新鮮です。おむつのにおい嗅ぐシーンに、福ちゃん同様ギャーってのけぞりましたが、手掛かりつかめましたもんね。すごい。妊婦刑事って強い・・・

近森さんの赤子をみんな「のぞみ」って呼んでることに今頃気づいて、こういう誘拐事件の時って「のぞみちゃん」って言うものだと思ってたので、なんでのぞみなんだろな？って思いました。どうでもいいんですけど。安達祐実ちゃん、とにかく息子を助けたいという必死さがひしひし伝わる。息子役の子役かわいい。

今日やっと録画見ることができたー！ノリタカって、心底性根が腐った悪い人って感じじゃないのが、なんだかちょっと切ない。すごく素朴な疑問なんですが、速水刑事はあんな大きなおなかでお仕事をしても大丈夫なものなんですか？妊婦になったことないのでわからないですが、このドラマの警察、スパルタだな！ノゾミはこんなにたらいまわしに誘拐されまくって大変な赤ん坊～～。

医者んちの息子が「赤ん坊って横暴だよな」って言ったとき、赤ん坊が苦手な私は一瞬「だよねー。ああ、この人も赤ん坊苦手派なんだ」と思ってしまいましたが、メイサさんが「峠はのぞみを可愛いと思っていた」と言ったので「え？そうなの？」とビックリしてしまいました。どのへんに愛を感じたのだろう？メイサさんが名刑事なのか、私がピントずれてるのか？私がズレてんだな（苦笑）