最終回が終わってもこれほど後を引いてるドラマは珍しいです。
今もなお、録画を観直し感動し続けています。
ドラマはもちろん俳優さんみなさん名演技で素晴らしいですが、私としてはエンディングの音楽とその映像の美しさ、あの満天の星空に何度も心奪われます。
NHKさんのこういうところホント好きです。
これからも他にはないこういうドラマを期待してます。

１月３１日スタートって、最も遅いスタートのドラマになりましたが、
印象に残るとてもよいドラマでしたねえ。
ＮＨＫは、さすがだなと思いました。
ロケもまとめ撮りしているはずなんですが、凄く自然な展開で、全然
つなぎ目がわかりませんでした。

いいドラマだったな〜

最終回トマリファームの看板が自然の日差しの中これからも負けないよ～！と人を大切にして自然を大切にして生きていく農業の素晴らしさを提言してくれてよかった！反町さんの静かな語り方、ジ～ンと心にしみた。豊作を祝う祭りや獅子舞の場面は日本人が忘れてはいけない風景をやはり静かに押し付けるのではなく伝えてくれたいいドラマでした。

　まさに数年に一本の極上ドラマ。知らずに見逃さなくて本当に良かった。
松岡茉優さんの表情にやられました。シェフの方も良いけど、素晴らしい女優さんですね。

録画した最終回を今、見ました。やっぱ反町さんカッコイイ・・・
あったかくなる最終回でした。
こうゆう番組が増えて、皆の意識が、変化して
農業こそなりたい職業になる日が来るといいですね・・・

人に対ししても決して駆除しない　これぞ無農薬　

思い返して見れば『限界集落ＫＫ』は、余分なレトリックの少ないドラマでした。だから視聴者は疲れない。
見終えて疲れるドラマはもうノウサンキュウーです。
人はそれぞれ疲れ切っています。その傷をやさしく厳しく癒やしてくれました。
ドラマ作りに関わった皆さま、ほんとうにありがとうございました。

この時代にぬけぬけと（お金より人が大切）と主張する声は澄み切っていました。お金がすべて、の時代であるからこそ、その正登の言葉は胸に響きます。こういう言葉を報道が繰り返し発信してくれないと、人は金に目が眩み易いのです。人間は遺伝子に（お金がすべて）とインプットされています。その洗脳を解くためにはこの傾向のドラマをもっともっと流して欲しいと願って止みません。

食品偽装問題、トマリ直売所会見、「大事なのは人」。
新聞記事の見出しに、今の時代の大切な見方を知らせてくれてる。人を中心に置いた考え方こそ、人間が本来あるべき考えであって、自然の中の一つの役割の、人間の本当の生き方を蘇らせてくれる考えなのだ。
あぁ、このドラマはそのことをしみじみ感じさせてくれた番組でした。ありがとうございます。＾＾

利潤追求の多岐川と、利潤より農業へのこだわりの止村の人が、互いの価値観を認めて良いとこどりの選択をしていったのが良い結果に繋がった。止村は大きく儲からないかもしれないけど、止まっててもいい。無理なく自分のペースで進んでいこう、と視る者も励まされるようなラストでした。

放映後、3日が経ちました。それなのにあの緑の田園風景と、日焼けしたいわゆる百姓と呼ばれている人たちの健康な笑顔が、脳裡から去りません。満員電車に揉まれることもなく、農道を出勤してゆく彼らを想像すると楽しくなります。ラクで高収入で綺麗な仕事では無い、ことは充分承知しながら。

おちゃらかしたドラマも楽しいのですが、真面目に生きている人たちを真剣に描いたこのドラマは、やはりメッセージ性に富み良かった。アイターンという言葉があります「都会の出身者が地方で就職して定住すること」と辞書にあります。農村出身者が都会の暮らしに疲弊して、生まれ育った田舎にユーターンするのではなく、都市生活者が田舎に定住するパターンもあって良いのですね。

予感どおり、このドラマ名作になりました（笑）ストーリーも一陣の風がすっと通り抜けた感じの結末で、心が震える素晴らしいドラマでした。止村のキラキラした自然風景も心洗われるロケーションで臨場感たっぷりでした。さすがNHKと思わせてくれるドラマでした。

『金より人』を大事にした展開は嬉しかったです。
少しずつ少しずつ、村が立ち直れたらいいですね。
畑は許してくれるんですねえ。人が失敗しても。
それと松岡まゆさん、まだ若いのに、改めて演技上手
で感心しました。

多岐川コンサルタントが東京の友人の会社を訪ねます。
「もう一件落着したから戻ってくるのだろう」という友人の質問に答えて言います。「限界集落は面白い。ずっといる」みたいな返答をします。儲かるから、ではなく面白いといったコンサルタントの気持ちがわかります。田舎で土と向き合っている農民たちの心意気がおもしろいのでしょうか。都会で画一化された人間にはない、それぞれの個性の豊かさが面白いのでしょうか。

経営コンサルタントの谷原さんが、都会で成功したであろう知人に擦り寄り、限界集落への投資を乞う場面がありました。谷原さんも演技派です。あのシーン印象的でした。

結婚して和歌山の寒村から大阪市の、ど真ん中に暮らしてウン十年です。土手に生えるツクシや、オオイヌノフグリのあの水色が空を向いて咲く姿を見なくなって久しい。田植え風景など、もう映像でしか見たことがありません。
彼岸花の真っ赤な乱舞も何十年も肉眼で見ていません。考えたら何を見て、私は日々を送っているのでしょうか。墓石のようなビル群だけです。このドラマが私に郷愁を沸き立たせました。

経営コンサルトのマニュアルには無かった解決法でした。大企業では誰かを罷免し、或いは自殺に追いやり、これで禊は済んだ、になります。そういうパターンではなく、「金よりも人間」を最優先したオチは視聴者の胸に一陣の涼風をもたらしました。現実の社会では、こんなふうには行かないでしょう。1人を斬り、その他大勢を守るはず。その常識を覆したのは見事でした。

夾雑物を排除したこのドラマは、爽快でした。
たぶんです。この続きがあるとしたら美穂と鉄平は結婚するでしょう。そんな余情をたっぷりと残し、ドラマは終了です。視聴者の想像力を存分に掻き立ててくれました。
もう一回ゆっくりとドラマの余白を味わいたい。

「少しずつ少しずつ…」。客足が遠のき閑古鳥が鳴くトマリファームの経営を嘆く娘に正登が言います。
私的なことですが夫が入院中です。回復を早く、とあせる私に担当医が同じことを言いました。それから半年余、少しですが回復の兆しが見えはじめました。待つというのも忍耐との勝負です。農家の人は、気が長いのでしょうね。作物は一気に実りません。自然に気長くなるのでしょう。

今日で最終回なんですよねえ。ちょっと寂しい。
このドラマの素晴らしさはいうまでもないのですが、ここのクチコミ
欄の視聴者視点の素晴らしさにも感心しております。
「なるほど」と納得することが多いです。見事です。

どんな結末になるか。新聞の番組欄には「畑のちから・信用問題になった鉄平のミスを前に正登の決断は」とあります。本日の放送時間は15分遅れます。録画をなされる人はご用心！

さて、今夜は最終回。無駄な冗長な会話もなく、それでいてストーリーがすんなりと入ってきます。先ず、山梨県北杜市高根町の風景が抜群です。住むには少し不便を辛抱しなければならないでしょうが、目のまえにいつもあんな風景が広がっているのは、性格づくりにもかなり影響があるでしょう。カメラアングルがいい。撮影されたスタッフにも感謝です。

現代のように複雑な人間関係の輻輳する社会では、純粋な人ほど傷つき易く生きがたい。しかし、土とむきあっている限り然にあらず。土や作物は手を掛ければ掛けるほど、正直に反応してくれます。こんなシンプルな世界は少ない。複雑さにうんざりし、しかし、骨身を惜しまずに働ける人間は、農村へ来たれ、というメッセージがこのドラマから受け取れます。

このドラマの中に「考える前に動かねばならぬ」という言葉がありました。雑草を抜いたり虫を排除したり、限りなく仕事はあります。昔の人間は機械などないので、明るい間は田畑に出ていました。考えたりしていたら雑草ははびこるし虫も湧きます。超過勤務をしていても、ノイローゼになど罹らないのは、自然の力でしょうか。成人病予防のためにジョギングをする街の人間の姿は農業人には、さぞ滑稽に写るでしょうね。

野菜の鮮度、例えば夏野菜だと、とうもろこしや枝豆は鮮度落ちが早く感じますね。しかし農家は新鮮で美味しい野菜が当たり前で農業やらない人が得難いものに気づきにくいのだろうな。お客さまともう少し打ち解け交流をもってみるとニーズを探りやすい気がする。しかし農薬のミスは痛い。しばらく『もちきび』販売見合わせになったら勿体ないな。

止村の老人衆には惚れ惚れします。土と生きてきた皺の深い顔には深い味わいがあります。俳優がいいですね。
平泉茂、寺田農、長山藍子、それに死亡した井川比佐志など。名優ぞろいです。

いろいろとドラマはありますが、真っ当なストーリーのこのドラマは、やはり心の健康によろしい。生きていると想像も出来ないような事件にも遭遇します。どろどろとした現実にも対応していかなければなりません。新聞の三面記事だけでもサスペンスは充分です。だからこのドラマを見たあとは、気持ちがゆったりとしてうれしいことです。

農協の役割は、大切ですが、ここでかなりの中間搾取のあることは確かです。野菜は鮮度がイチバン。いつか掘りたての大根を戴きました。5センチぐらいの厚さで煮てもすぐに柔らかくなります。それにおいしい。スーパーで求めてきたのは、なかなか煮えません。農協を経ている間に野菜は古く、高くなります。