奥茨城から東京へ。人生の基盤から未来のホームへ。みね子の成長がよくわかる。
田んぼからとことこ歩いていく姿がすっかり大人だ。有村架純が本当にうまい。
東京で迎えてくれるみんな、懐かしいみんな。みね子の人生は出会いで作られている。

岡田さんの脚本はセリフの一つ一つが宝石のよう。何度見ても心に響くし感動の涙が流せます。お父ちゃんは記憶を失ってしまったけれど、その心根はかわらない誠実な実さんのまま。省吾さんの「私が覚えています」は視聴者みんなが言いたかったことです。お帰り、お父ちゃん。帰って来てくれて本当にありがとう。孤独な世津子さんも最後は毅然とした態度で別れを告げてくれて、こちらも涙を誘ったのでした。

些かの例外は在るにせよ、稀有の秀作『ひよっこ』に登壇する個々の人物～一癖二癖有すが、心根の優しい～各々の発するひと言ひと言の想い遣りに溢れ優しさに包まれて温かい～。頭に血が昇り～「世津子」を叱責した「美代子」も、奥茨城に戻り～親友との遣り取りでは、「世津子」の清楚で毅然とした振る舞いを褒める～、其れを己自身の如く置き換え涙ぐむ奥茨城親友。それにしても、色々な事が普通のオナゴ「みね子」の周辺に起る

「大丈夫、私が覚えてます」シェフのシンプルな台詞。だけど当時も今回も大号泣。ひよっこの世界ではつらいことがあっても皆前を向いていて、明るい未来が待っている。このドラマにはそういう「救い」がある。だからこそ父の失踪と記憶喪失という大事件が起きても皆それを受け入れて前を向いているから、何気ない日常を描くことに何も違和感はない。コロナ禍の今はこういう救いのあるものやエールのような明るいドラマがいい。

島谷との恋がなければみね子は世津子の想いを理解せず家族として母に加勢して世津子を一方的に責めていただろう。母の側にいつつもただ黙って涙を流すシーンは胸を締め付けられた。人はどうしようもなく人を好きになる。理由も理屈もない。ヒロインの悲恋を「とと姉ちゃん」や「梅ちゃん先生」のような盛り上げ要素にせず、ヒロインの成長と物語の流れにきちんとつなげている脚本は本当に秀逸だと思う。

暴漢に襲われ頭部を痛打され、記憶喪失に陥った「実」を保護したのが老夫婦だったり、通行人が警察や救急に通報して居たのなら、奥茨城に連絡が行って、二年間の空白を生む事は無かったが、肉親にも恵まれず、華々しい女優人生の反面、孤独で在った「世津子」が、「実」に懇願された事を幸いに公的機関に連絡を躊躇って居た事、閑静な住居に美貌を備えた「世津子」へ一段と声高に為った「美代子」心の叫びは解せるのだが

愛子さんがあんまり好きではなかったのですが、みね子とお母ちゃんが世津子と対峙する朝、「今日はお母さんだけを見ていなさい」って言ったのがすごくよかったと思いました。

木村佳乃さんの「いばらぎじゃありません！」の名演技には、何度見ても涙を誘われます。
次週はいよいよ、緊張感が高まります。

～『雨男』こと、ヒロイン「みね子」実父、ヒロイン実母「美代子」の夫～『谷田部実』～、暴漢に襲われ激しく、心身ともに傷付いた「実」を救済・保護した大女優『川本世津子』。夫が父親が記憶喪失と云う現実も重いが、美貌の女性＜世津子＞との生活を送って居た事も、耐え難い現実だね「みね子」＆『美代子さん』。救いの神が女性～それも美しい女優で在る必然～朝ドラ展開大人の事情～、下世話だが、避けて通れぬ男女の事

失踪して居た実父「実」との再会の１７週と翌１８週が連続放送と云う間髪置かずの驚愕展開は地上波変則編成の妙～何処の馬の骨とも解らんオジサンを保護して暮れた大女優『川本世津子さん』に怒り心頭の「みね子」だったが、頭に昇った血が下がれば、「世津子」に感謝こそせよ怒りを向けるべきでは無かったと解る筈。だが、如何に実母「美代子」に告げるべきか苦悩するのも必然。先ずは、大真友「時子」に相談だね「みね子」

今日は泣いた！
みね子がこんなに感情を爆発させたの、初めてだね。
お父ちゃんへの言葉が痛かったよ・・・

最大のクライマックスの102回。再会したのに別人のようになってしまった父に対して、何とも言えない複雑かつ悲しすぎる感情を有村架純がうまく出していた。出し過ぎずなおかつ引っ込みすぎないさじ加減の難しい演技だったと思うがこれができる20代若手女優はなかなかいない。彼女がヒロインに抜擢された理由はこれだったんだと改めて納得しました。

ここまで淡々とした日常が優しくつづられてきたからこそ、怒涛の展開に翻弄される視聴者。
心して見る。

ひよっこ・・・平成朝ドラ最高峰の一つ。何度見ても笑いと涙と感動がある。
日々を丁寧に懸命に生きる人々の温かな日常。
その代表がヒロインたるみね子。みね子の成長とともに満を持しての恋愛話。
それが儚くも散ってしまって、思わずこちらまで泣いてしまった。

家をとって島谷はみね子と別れた・・・現行朝ドラ「エール」と被るところがあってなんか泣いちゃう。島谷もみね子も、裕一も音も誰も悪くないよ。悪いのは親だからね。しかしこの四人の中で一番大人だったのはやっぱりみね子かな。貧乏一家の長女だからね。

もうすぐあの「父ちゃん、みね子だよ！」の名シーンが見られるのですね。タオルハンカチ準備して待ってます。

島崎遥香さんの表情豊かな演技をまた見たいものです。

～優しさに包まれて～ソルティ・ドッグを一気呑み～「みね子」を背負い、『この娘（こ）は、私が守る』宣言、逞しく頼りがい在る「時子」は大真友。人々の触れ合い、その一言一言が琴線を掠め、時にはド・ストライク。ＴＢＳの御膝元とは云え、行き成り、テレビ生ＣＭチャレンジ「みね子」の心情如何ばかりか！。登壇する人物が総て温かく優しい。一癖二癖の『鈴子さん』孫娘「由香」も、あかね荘住人「早苗」も心根は優しい

テレワークが続く最中～と云う因り、テレワークが恒常的に為りそうな初夏模様の東京都心～運動不足ゆえチャリンコで一走り二走り～午後四時過ぎから遅い昼食を摂りながら「ひよっこ」視聴。初恋玉砕の１９歳に別れを告げ、二十歳の誕生日ミッドナイトに駆け付けて暮れる大真友「時子」にしな垂れ掛かる「みね子」の瞳に溢れる涙。「みね子」～お酒解禁だよ～月時計『美帆ママ』が薄い水割りを出して暮れそうな感がする

あああ不穏な空気・・・「ひよっこ」もうすぐ１００回なんですねー。ここらからすごいドラマになってくるんでしたっけ。忘れてるところもけっこうあったので心して見たいと思います。

島谷父の言葉はすごく共感できる。お見合いを政略結婚と言うと悪い印象になるけど息子の幸せを願わない親はいないよね。経営者としての責任を冷静に説いている。戦後の高度成長期が舞台のひよっこよりも、昭和初期のエールの方に現代的個人主義を謳歌しているから呆れちゃう。島谷製薬の未来は明るいわね。

かわいいみね子♪初々しい二人に早苗さんじゃなくてもなんか一言いわずにはいられない♪愛しちゃったらしょうがないよね～かわいい

みね子はごく普通の女の子。そんなどこにでもいる女の子の何気ない日常が上手に描かれたよい作品です。有名人を題材にしながら何気ない日常を描きましたといっていたつまらない朝ドラとはまったく違う。とてもよい作品です。

みね子がオトコ慣れしててなんだかなあ～って思ったけど、少し前から時子にボディタッチしてる場面が増えてて、そうかみね子
男の手を握っても羞じらいを覚えないんじゃなくて「他人とのボディタッチに慣れてる」だけなんだ、と考えを改めた。
だって朝の朝ドラヒロインは昭和初期の18歳なのに平気で人前で男に抱きつくし、乙女らしさの欠片もないし、接吻されても赤面しないし(以下、略)

竹内涼真も磯村優斗もなんかかわいい。
一番かっこよかったのはシシド・カフカかな。

「トマトのファルシ　乙女寮風」こんなにお洒落で素敵なお料理を「ひよっこ」で見られるなんて！まさに乙女寮のメンバーをイメージしたキラキラ輝くご当地特産品の品々。出された料理に目を輝かせる乙女たちと見守る大人たち。最後に喜ぶ若いシェフ二人の努力に乾杯！

すずふり亭での乙女寮同窓会で「みね子」と「時子」が遭遇した大女優『川本世津子』。あかね荘の個性有する大家さんに住人。戦後のドタバタ劇でエアポケットに為って居る隣近所の共有私有地＜固定資産税が発生するが＞～公園の如く公有地だとしても、私有地としても、誰でも通り抜けフリー。BEATLES最初で最後の来日ピックアップも嬉しい～『宗男叔父さんと源治』の抱擁は、きも可愛い

ビートルズ旋風、見ているこちらまで高揚した気分になれた。「笑って生きてっとう」人はみな何かしらの悲しみや傷を抱えて生きている。それでも笑って生きている。傷を負った大人たち、将来への漠然とした不安を抱える若者たち、みんな笑って生きる。『ひよっこ』には人々のささやかな幸せが詰まっている。

あの空き地は公道？立地的に私道というか私有地感覚ですかね。入り組んだ路地で子供達が地面におままごとセット広げてた感覚とでも言いましょうか。昔は家の前に新聞ひいて野菜とか魚とか並べて干してたもんです。洋食屋の裏だから野菜の皮剥きとかはありじゃないですか？

ヒロインはじめとしたキャスティングの妙が最高。演出家も脚本家もご自身を磨き抜いて居るから微々再々に神経が行き届いて居り、数多視聴者の心を背中の痒い所に手が届く展開を実感。高校生だった「みね子」が遭遇する時時刻刻様々なドラマチックな展開を経て心身ともに健やかに成長して行く。関東北部大自然に囲まれて、東京下町に集う女性陣も、東京都心で商いに勤しむ人々も～皆、懸命に前を向いて生き行く姿勢に共感共鳴