タッキーは、時代劇を自分の舞台でやってきたようだが、
そのわりには、時々台詞がこなれてない。
まあ、脚本との相性もあるのだろう。
だが、身のこなし方は、流石！
草履での激しい立ち回り。
重心低めで構える刀遣い、もっと観てみたい。

立ち回りが楽しみで見た時代劇は、最近あまりない。
柴田錬三郎なんて、平成に入ってからは、映像化すらめったにないし、鬼平は期待はずれだった。
武蔵は、ちょっと役者が自分の個性にまかせててのめりこめなかった。
４５分に収めるためには立ち回りは一回が限度だろうが、長編で、多彩なものを観たい。

1話完結型で、初めて「鼠」を見た人にもよく分かるスッキリ展開。
素晴らしかったねえ。こっちの枠は史実と変えてもかまわないし、
時代劇のエンタメとは、こういう事なんだろうねえ、たぶん。

ぶっちゃけ、こういうのを大河でやるべきじゃ？
ドラマじゃなくて、史実再現番組みたいになってるし、
鼠小僧じゃだめなら、タッキーが昔、他局でなった、里見八犬伝とか、
またタッキー主演でやってほしーなー

木曜時代劇は、リアタイできないから録画して、見たらすぐ消すもの、しばらく残すものがあった。鼠はアクションシーンを繰り返し見たくて、残してる。前シリーズはそうでもなかったけど、今回のは毎回違いがあったし、一度見ただけじゃわからなくて、同じシーンだけ何度も繰り返す。バカみたいだなと思うけどね。

途中からみたけどおもしろかった。あさイチで番宣してない？
同じ事務所でも、派閥ちがうと宣伝しない？
もっとはやく知りたかった

小袖ちゃんのお蕎麦の食べ方、気になってた
食べ方がきたないとかじゃなく、
少しずつゆっくり食べてるから

当時の女性はどんな感じでたべてたんだろ

こういうエンターテインメント時代劇をＮＨＫが製作するって意外。
大河とか、硬めの原作本の映像化みたいなものばかりだと思ってた。
同じ原作でも、民放とＮＨＫでは出来上がりが違ってたし。
これは、ホントに娯楽作品でおもしろかった。
気楽でおもしろいだけじゃなく、まあそれなりに訴えるものはあったよ。

ウィキペディアみたら、木曜時代劇って、過去にも数年間の期間限定でやってたみたいですね。この前の（第２次）木曜時代劇は、「ちかえもん」で終わるはずだったのが、鼠パート２があるから、延長（期間限定で）放送された？とか。であれば、また期間限定でやってほしい。できればお正月の夜に初回拡大版で２時間ものにしてその後はレギュラー放送。でも全て一話完結で。

歌舞伎の舞台で、故・団十郎がそばを食べる場面があった。
ズルズルではなく「すする」という食べ方だったな。
鼠の食べ方は、それに近かったが、町娘がその食べ方はしないような気もする。
江戸もので、「そば」を登場させるからには、それなりにこだわるものだろう。

時代劇の「そば屋」って屋台ってイメージがあったな。
次郎吉や徳五郎親分みたいに、スッスッスーとすするのが粋なのでしょうか
今でもたまに「ズルズル」「チュルチュル」みたいにめっちゃ音をたてて食べる人がいるけど、それとはちょっと違う気がする。でも勢いよくすすると、胸元に汁がとぶから、女性は食べ方が違うのかな？

一度位、治郎吉さんが甘酒作って売ってる所をみてみたい。
甘酒って夏の季語らしいから、働くのも夏だけでいいじゃん。
まだまだ、基本プロフィールにあることで映像化されてないこと沢山あるよ

最近の役者は全く別人を演じるのに、外見的な役作りが足りない。
気持ちを演じるといわれてもこっちには分からないこと。
見た目、しゃべり方を変えてくれないと。
その点、現代ものと時代劇は明らかに区別できる。
鼠は、最近多用されてる俳優はあまりいないし、
コスチュームも特化されてるから、
いつも新鮮な感覚で楽しめます。

最終回で、瓦版に、鼠が人をあやめたと書かれればそれを信じ、勝手な噂をする市井の人々。なんか、現代のメディアとネットを揶揄してるかのよう。初回の捨て子を食い物にする輩。これも、ケースは違うが最近おきた施設での事件を思い浮かべてしまった。あからさまに引き合いに出すのではないが、よく見ると何とな～くそう思う。製作側はそういうことまで意識してるのだろうか？

弱き者等を助ける為に盗みに入ったり平気で人を殺める鼠の志に毎回頭が下がる思いで見てました。近い将来 同じキャストで続編が放送されたら良いな。

鼠小僧と小袖ちゃんって、この二人自体が危機に陥ることはほとんどない。
小袖ちゃんは、ちょっと腕を斬られたりするが。ちょっとカッコよすぎるよな～
もし続編やるなら、小袖ちゃん絶体絶命の危機みたいな、
ホントにハラハラする場面もお願いします。

音楽を手掛けた川井憲治さんは、大河など様々な作品の音楽を手掛けた方のようですね。
惹きつけられました。エンディングも合わせて手掛ければよかったのに。
タキツバには、来生たかおさん提供の楽曲もあるから、
せっかくの赤川作品なんだし、来生さん楽曲をタキツバが歌ってもよかったんでは？

次郎吉が鼠小僧に扮して屋根の上に立つ姿は、
石川五右衛門が南禅寺に立つ姿にも似ている。
実際はかなり違うが、何となく思い出す。
ドラマだけど、舞台のような、おもしろい番組だった。

歌舞伎とは違うけど、歌舞伎を思わせる雰囲気の場面あり。
原作者なのか、脚本家なのか、演出家なのか、
誰か、意識した上のことなのだろうか
それとも主役の滝沢君が舞台をやるからそういう雰囲気になったのだろうか。
えなりかずきのは、世話物風
偽小判は、絶景かな風

第一話の赤ちゃんがテーマの回、
何気なく見てたけど、
現代の乳幼児虐待ということも、
奥底にテーマとしてあったのかな。
パート１よりも家族同士の関係の描き方が細やかでじーんとする場面が多くなった。

ナレーションなし、シンプルさがいい。
でも腕っぷしの強いのが二人だけって、どういうこと？
伏線として、もう一人頼りになる人を用意しとけばよかったのにね～

原作は、最初すごく時代劇っぽく書いてるけど、
何巻目かになると、いつもの赤川風になってたｗ

小袖、千草、美冬とか、
よくある時代劇に出てくる女性の名前っぽくなくて、普通の現代もの読んでるみたいなきがしてきた。
番組の脚本家の人たち、すごいな。原作を膨らませてちゃんとそれなりのボリュームにしてる。

小袖ちゃん、美味しいものを食べる時の笑顔、悪党に向かうときの真剣な姿のギャップがよかった。
そば屋のおかみも、板についてて似合ってた。
（同クールの別番組では書店の店員だったけど）
タッキーは、大人の男の色気がでてきたね。
できればまた大河の主役やってほしい。

昔のタッキーは美少年。
この番組のタッキーは、カッコかわいく見飽きない良さがあった。

演技派とかではなくやはりアイドル。鼠の映画作って下さい！

木曜時代劇では、藤竜也主演の番組で西内まりやが披露した薙刀も印象的でした。
鼠、江戸を疾る２での小袖ちゃんの小太刀も、見事でした。
事前にかなり練習したとスタッフブログで知りましたが、
もっとパワーアップして次回作で披露してほしいです。

最近、時代劇から、殺陣の存在が薄くなったな。
無用な殺生はよくないが、剣は、時代劇の醍醐味。
多岐にわたる時代劇が作られるようになったのは嬉しいが、
王道ものが少なくなった今、鼠と小袖の立ち回りはワクワクする。

お蕎麦屋さんでのみんなのやりとり、好きでした。
実は、いつも気になってたのが「お蕎麦」
暖かいお蕎麦はまだしも、
ざる（もり）そばがあまりおいしそうに見えないこと。
盛ってから時間がたってるのか？
さすがに次郎吉は、それなりの食べ方をするけど、
小袖の食べ方が、大人の食べ方のように感じられなかったです。

小鼠の涙は所々で、うるっとしそうになりました。
弟妹を養う少年の盗み行為をとめようとしない治郎吉を
非難する小袖。自分の境遇に重ねてしまい、自分自身も
非難されたように思ったのでしょうか。
とてもせつない、場面でした。

この番組は、太刀の遣い方が、独特。
剣道やってる小袖が、実践では、小太刀。
黒装束の鼠は、基本的に、武器を持たないが、
最終回は、相手の脇差しを奪って構えて峰打ち。
構えた姿は、渡世人のようだった。
様になってたが、もう少しよく見える刀がよかったか、

いろんなタイプの時代劇をやってきた、木曜時代劇がなくなったのか。
番組改編の時期だけでいいからたまに、再開してほしい。
ラスト作品となったのが、鼠小僧なんてずいぶんベタだなと思ったけど、斬新だった。