何度も述べているが当方は元々清原果耶さんを応援し期待していた。しかし作品には失望した。出演者はよくやったと思う。坂口健太郎くんのような新しい才能にも出会えた。しかし脚本と演出があまりに常識外れだった。６月中旬には早くも厳しい評価が業界関係者から出ていた。１１月６日にはＪ－ＣＡＳＴニュースのアンケート結果が発表され「朝ドラ史上最悪レベル」が４２％で１位「朝ドラ史上最高レベル」が１８％で２位と割れた。

「おかえりモネ」
終わって一か月経ってるとか信じられないくらい心から離れてないです。
まだモネと菅波先生が一緒に勉強してる感じ。笑
２０２２年の夏に二人が再会してぎゅーってハグできるように、コロナ再び流行しないようみんなでがんばりましょうね。

モネと菅波先生の恋物語がなんで大ヒットしたのか考えました。モネも菅波先生も全く恋愛感情がないところから勉強を教え教えられの間柄になり、モネが気象予報士になって東京へいくところで一旦関係を終わらせたからだと思うんです。恋愛がスタートするのは再会してから。気持ちが通じ合っても二人は安易な結婚を選ばず自立を保った。心は繋がったままで。これまでの朝ドラヒロインの恋愛と全然違うと思います。

現在カムカムでヒロインの娘が顔に消えない傷をおったが、若い世代の方がそれに強く拒否反応を示しているようだ。戦後世代は「そのくらい大丈夫」と言う。生きていればなんとかなる、そうやって苦しみに耐え立ち上がってきた（立ち上がらないと死ぬ）世代だからだ。だが現代は違う。死にはしないが良くもならない時代の人達の心を丁寧に掬い取ったのが「おかえりモネ」。今年の朝ドラは両作とも真摯だと思う。

モネを見た方にはぜひカムカムも見てもらいたい。戦後と現在の「復活」がいかに違うかがよくわかる。カムカムヒロインの安子が新次と同じで最愛の伴侶を失っており、安子は自分を犠牲にして娘を育てている。そうしないと生きられない時代だったのだ。新次は衣食住は何とかなる、だが心の傷は誰にも治せない、我が子は亡くした伴侶の代わりにはならない。どん底から再び生き始めるドラマが人々の感動を呼んだ。

「おかえりモネ」の良さは徹底的に自己の世界観を貫いたことにある。誰も死なず死なせず、若者を犠牲にせず、引きこもりは最後まで表に出ず、新次は再び船に乗ることはなかった。感動させ泣かせるためのドラマではなく、葛藤や迷いや苦悩こそがドラマであり、そこに現代性があったから若い世代にヒットしたのだ。死や喪失やそこからの復活をカタルシスの素材として扱わないことこそモネの良さである。

なぜ「おちょやん」より視聴率の低いモネが批判されなかったのか。配信で実績を出したからだ。「みなさまの声」によるとモネ第１週の反響に１０～２０代女性の声がない。「おちょやん」は終盤視聴率をあげたものの若い女性はほとんど見ていなかったということだ。そのまま視聴を継続した高齢者がカタルシスの性質が変わってしまった現代ドラマのモネについていけず視聴率が急落したのも理解できる。

なぜＮＨＫまで配信に力を入れ出したのか。今回「みなさまの声」で初めてわかったが、朝ドラ過去５作の反響の年代別構成では１０代から４０代わずか１割、６０代以上は７割！朝ドラは既に老人しか見ないドラマになっていたのだ。そもそもテレビすら持たない若者が急増。彼らが年を取ったからといって朝ドラを見るわけではない。既に視聴者が高齢化した時代劇はほぼ絶滅。

朝ドラと大河は日本が世界に誇る大長編ドラマ。映像界を引っ張る俳優・スタッフが多く輩出される。時代が変わりテレビすらなくなってもこの伝統は残ってほしい。大河も視聴者の若返り化を図って既に青天で成功、次作次々作も期待大。朝ドラもモネで大幅に若返り、カムカムではモネ以上に配信宣伝に力を入れている。モネの賞レースはこれからだが、既にギャラクシー賞月間賞をとっており今後が楽しみ。

寄せられた意見の数の増加、視聴者年齢の大幅な若返り化、有料配信契約者増、有料配信再生回数トップ、ＳＮＳ流行語大賞ベスト１０入り。これらは実数で明確に証明されている。「若い人にも見てもらい配信事業も視野に入れている」と明言された朝ドラとしては十分すぎる成果と言える。視聴率も民放ドラマと比べるとけして低くない。これらの結果や時代の数値を無視して失敗作と位置付けてしまうと若年層が再び離れることになろう。

TVを見るよりスマホ視聴になり、動画再生するミニシアター並みのプロジェクターがテレビに取って代わっていくのでしょうね。寂しいですが、時代の流れには逆らえませんね。我が家でテレビを見るのは高齢者だけです。時々一緒にお付き合いしますけど。それと、カタルシスのために強引に人を不幸に陥れるのを不快に感じる視聴者もいますよ。防空壕経験ありのうちの高齢者は今の朝ドラ、脱落しました。

良いドラマ悪いドラマと感じるのは個人個人で異なっており、主観の相違で好きか嫌いかに過ぎません。
色んなものの見方があり、白か黒かで割り切れないのが震災です。震災は強引に解決したり単純に浄化出来るものではなく、正解や決着を描く事は出来ません。そもそも、モネはカタルシスが目的のドラマではないのです。正論を振りかざす事が暴力となり、人を苦しめることも描かれたドラマです。

CM主がいない局で視聴率が取り沙汰されるのは、なぜなのか。5人のうち4人強は観てないのに、お財布を開けている現状。何十万人が見てるとかは関係なしに、不満が出て来るのはしょうがない事。
だが朝ドラの経済効果は侮れないから、舞台となる地元を活性化し経済効果をもたらせば社会貢献になり得る。
現行は異例の通常の三倍費用をかけているとのこと、どこかで何かのブームを起こしてくれるだろうか？

朝ドラ低視聴と言われても、民放ではトップ争い。民放の殆どは一桁時代。これはどういうことかというと、リアタイ視聴そのものが全体的に下降する運命にあるという事。『世の中の流れが』動画重視に傾き始めているという事であって、数字の話ではない。人気者も動画配信から誕生し、茶の間に降りて来ている現状。動画配信が好評である事や、SNSで毎日話題に登る事が(良い悪い論別にして)今の時代では人気の指標になっている。

ドラマにおいてどちらが正しいというのではなく事実としてどちらもあり得るのだが良いドラマは哀しくて泣いてしまっても泣いた後スッキリとした気持ちになる。これをカタルシス（浄化）効果というのだが良いドラマはこれが顕著である。カムカムにはこれがあるから辛い物語でも視聴者が離れず増えていく良い循環に入っていくのだと思う。モネは正直曖昧さに苛立つ人が退出し配信では補えなかったのだろう。配信で減らない方が勝る。

モネは人の死を徹底的に曖昧に扱った。建前としては被災地に配慮しての事だろう。あいにくドラマの中での人の死の回避は残念ながら現実の死を癒してはくれない。人の死は現実はもちろんドラマにおいても辛くしんどいものである。だがしんどいから曖昧にしておくのが優しいというのではなく、しんどさを突きつけることによって現実に代わり哀しみを背負うのも物語の重要な役目。カムカムはそこに目をそらさずモネと立場を異にする。

モネに親近感を抱く人の多くはその会話の斬新さに共感しているようだ。その意味では前衛的な演劇に似ている目新しさがある。しかしそのダイアローグは研ぎ澄まされた刃というより何とも口当たりのよいポエムである。だからわが身をえぐる様な言葉の風当たりに痛い目に遭った人が身を寄せやすい雰囲気をもっている。しかしそれは雰囲気だけで風雪をしのぐ確固としたシェルターではない。やがて身を寄せた人は自分を騙す微睡に陥る。

ふるさと納税という手があったのか！すごいですね。ファンの人達がコロナで観光旅行が難しかった時期にそういう形で支援していたんですね。これは思いつかなかったなあ。
「ドラマで見た美しい自然を残してほしい」という言葉に感動しました。本当に、登米も気仙沼も美しかった！懐かしくてＢＲＴ回見ましたけど、海と空の青、木々の緑にバスの赤がとってもきれいで。行ってみたいです。

大学生の子供がいます。大学へ持って行く・配信授業を受けるため最新の軽量ノートＰＣに２０万近くかかりました。テレビは一万以下でも邪魔だから買わない世代です。若者が配信でしか見ないのも当然だと思います。
今期ドラマの満足度首位を争う「最愛」「恋です！」の視聴率は「ドクターＸ」の半分ですが爆死などと言われていません。配信が好調なのです。同じ現象が「おかえりモネ」でも起きたということでしょう。

２５回
カフェ椎の実では菅波先生がモネに勉強を教えています。
菅波先生が説明しだすと途端に疑問を投げかけるモネ。
あまりに基本の基からの質問に「そこからなのか」と崩れ落ちかける菅波先生（笑）
やってきたサヤカさんに隣同士座るように勧められ「これが熱伝導」と言われました。はっとしてとびのく二人。
学童机は無事納品されます。診療所にはトムさんが来ていました・・・

おさらいモネ
２５回
モネは学童机を諦めきれず、提案をしたいのですが自信がありません。
サヤカさんが「皆のためになることを考えたら人は動く」と背中を押します。
モネが提案すると組合の皆が知恵を出し合い、時間や手間や予算問題を解決していきます。
川久保さんが木工界のレジェンド達を連れてきて作業スタート。
久しぶりの木の仕事に皆の笑顔が広がります。

配信でブレイクしたと言われる百音からの「最後の言葉」が１５万回の再生。これは関東地区ではなく全国での数字なのだ。一方で関東地区の視聴率の母集団は１８００万超世帯。１％でも１８万世帯超だから約４０万人に相当する。全国ベースの配信数と関東地区の視聴率を比較するのもどうかと思うが、２０万回の配信再生で関東地区の視聴率の０・５％しか補えず流れたと見做すのは無理。配信信奉者はこの単純な算術を検証して欲しい！

リアタイと配信ランキングがまるで違う、これからは配信を念頭にドラマ制作されていくだろう。配信CM枠は争奪戦という。その点で朝ドラは15分という短さと話数の多さが、待ち時間でサクッと視聴出来る配信に向いている。ドラマ好きが夜じっくり見たい、繰り返し見たいと思う作品にも向いている。現代感覚で制作され、ヒロインを結婚させなかったスタンスはまさに配信向きだった。

　登米市のふるさと納税額が前年比３倍、とても良いニュースだと思います。だとすれば気仙沼市も同様のことは起きていることでしょう。今だにドラマの良し悪しを視聴率で評価する風潮がありますが、約半年間ほぼ毎日放送される「朝ドラ」はこのような経済効果こそ評価されるべきことです。
それとコロナのせいで現地へ観光しに行きにくかったので、「ふるさと納税」という形でロケ地へ貢献したい心情が働いたのかもしれない。

「勉強はじめました」の週はモネと菅波先生の関係が動き出し、モネが気象予報士の勉強をはじめた週で、とっても印象的でした。あのＢＲＴで初めて菅波先生をおもしろい人だと認識した視聴者多かったと思います。一つ一つの動作やセリフが細かいですね。最終回の二人とは別人のよう。清原果耶さんも坂口健太郎さんも本当にすばらしかったです。「今年の顔」に選ばれたとのこと、おめでとうございます。

「おかえりモネ」の舞台の一つ登米市で、ふるさと納税の寄付額が前年度同期比で３倍以上に急増。朝ドラで登米市を知ったという首都圏の人が多く納税したということです。
被災地の復興支援も目的とされた朝ドラなので、こういうニュースも嬉しいです。
既に書かれてたらすみませんが、気仙沼で気嵐予報とか「気象予報士と体感！気嵐見学ツアー」あってます。ドラマでモネが提案してたのが現実にあってなんか嬉しい。

２４回
試作品は好評で採用されそうでしたが、手作業のため納期に間に合わない。
東京の大手メーカーは間に合いそうだと。安くて早いものに負けて木を使わなくなったと川久保さんが嘆きます。
新しいことやってぽしゃるのは林業ではいつものことと熊さんも諦め顔。
何もできず考え込むモネに、菅波先生は誕生日プレゼントとして中学生の理科の教科書をくれました。
ここからモネの勉強がはかどるようになります。

おさらいモネ
２４回
木材の乾燥の場面から、菅波先生との勉強会へ。水分の乾燥と蒸発の話。
モネは相変わらず話があっちこっちにとびますが、菅波先生がうまく誘導しながら先に進みます。
乾燥した木で学童机のサンプル作り。細かく丁寧な仕事が美しく頑丈な机になっていきます。
改良を重ねいい机ができました。
勉強の方はモネのキャパオーバーでとん挫しています（笑）

あれあれ！？「リアル二刀流／ショータイム」は流行ったし知らない人はないんじゃないかな？それがリアルな世界だと思うゾ！！！「うっせぇわ」にオリンピックとコロナは無関係だと思うし忖度も考えられない。むしろ誹謗中傷ありのＳＮＳの世界が全てで正しいと考える方が歪んでいると心底思う！当方ＳＮＳも見逃さないがこれがリアルでないことが良識だと思う。皆さん気付いている様にモネのファンはマナーが良い、それも含め…。

今年の流行語大賞見ても知らない言葉とかはやってないしという言葉ばかりで。
ＳＮＳ流行語大賞も知ってるのは三つほど。
うちは子供がいるので「中高生が選んだ流行語大賞」の方が納得でした。
１位副反応、２位ＳＤＧｓ、３位マリトッツオ。笑
全世代ではやるのとかなくなってきたんじゃないですかね。
俺たちの菅波がバズってたのは放送時から騒がれてましたよ。