私にはとても充実した週でした。栗子の信条の変化は、娘のサクラを育てるうちに親の気持ちがわかり、娘が次第に姉の千代に似てくるにつれて千代にした仕打ちを後悔し…と、一通り語られていました。栗子が千代を見つけられたのは、千秋楽の芝居を見た栗子が千代のあとをつけていたからであることも明かされていました。花籠のエピは、栗子がずっと千代を気にかけていたことのあかしとして、二人の和解を決定づけました。

実はこうでした！というネット受けを狙った手法は朝ドラでは受け入れられないというのがよくわかったんじゃないでしょうか。花籠の主が栗子というのは一つの目玉だったのでしょうが、それで一週間引っ張るとはあまりにも芸がない。栗子の心境の変化やなぜ見つけられたかは明かされず、ひたすらお涙頂戴に終始の一週間でした。

スピンオフがあるなら栗子さんの物語をしてほしい。

間違っても灯子だけは絶対にやめて下さいよ。

栗子復活の伏線は一つ…「身籠ってた」と云う処でしょう。三味線ぐらいしか持物が無いよーなコンな女、誰の子か判らんデェ〜とあの時の私も高を括ってましたが、本当にテルヲの子＝千代の、ヨシヲの妹と云う展開になっても可笑しくはないですね。身籠った事で千代を追出し、生まれたさくらが多分姉千代に似て来た事で気になり出すと云う因果応報の皮肉さ…スンゴいですね！コレなら逸そヨシヲも復活させてほしーな♡

栗子の娘さくら（千代の義妹）を何らかの形で登場させていたら、花籠の差出人が誰かうすうすわかったかもしれない。しかし、憎かった栗子だったとは恐れ入りました。長女京子（京都）次女乙子（大津）３女熱子（熱田）４女豊子(豊橋)５女静子(静岡)６女品子（品川）７女新子（新宿）長男米太郎（米原）次男清二（清洲）３男浜三（浜松）４男沼吉（沼津）５男横之助（横浜）東海道本線の駅名を子供に名付けました。

メイクの工夫もなく演技だけでカバーするのは、やはり難しい童顔でとても可愛らしい顔立ち。怒鳴ったり喚いたりせずに普通に喋ると、声も可愛らしい♪ それに輪をかけてナレーションが千代ちゃん千代ちゃん♡と、いつまでも「ちゃん」付けで連呼するから。はて、今何歳なんだろう？とナレ聞く度に思わされてしまう。ラジオの脚本読む時に眼鏡掛けてたのは老眼？小道具だけでなくメイクでも、もう少し工夫して欲しかったなぁ。

～ラス前２２章予告～≪春子ちゃん＆栗子さん≫がにこやかに📻に耳を傾けて居る様子が嬉しかった。２２章５頁の内、月・火・水は、ステイホームの大型連休が是非とも追い風に為って１８％後半には乗せて欲しい。「千代」と「当郎」の軽妙な遣り取りに魅せられたい。頑張って来た「千代」に有終の美を飾って欲しい。屑糞野郎「「一平」にも微かに追い風が吹きそうだが、「一平」露出がレーティングダウンに繋がるのを懸念

今週はやっと普通の朝ドラっぽくなってホッとした。
毎度気になるのが「ずっと独りぼっち」何かっていうと呟く、自己憐憫な千代の口癖。家族になってくれた岡安や貫治、疾走していた一年間も千代には栗子と春子が居てくれた。貫治こそ千代夫婦の自己満のために拾われて捨てられ、独りぼっちなのに。この一年の間に彼らに、せめても自分の安否を知らせる場面が欲しかった。

本命女優（だった）天海さんのポスター写真だがオリジナルの高峰さんよりもテレビ版(テレビ朝日系)の松下奈緒さんの写真に酷似していると思ったのは私だけでしょうか？二十四の瞳は何度もリメイクされて多くの女優さんが演じているのでもっと似ているものがあるかもしれないし、もしかしたら劇場版で天海さんが演じている可能性もありますが…。如何！？

『ガラスの仮面』何度か入ってたらしいけど、そんなんより松竹とか新喜劇とかもっとちょいちょい放り込んできてほしかった。関西人あるあるもほとんど無いし。灯子への不満は、香里が「うちの後輩やで～」て歌ってるのに「お願いします～」て歌で返さんかったトコ。一方で、本職の喜劇役者さんたちの安定感は素晴らしい。NHK酒井さんの間やセリフの要所でピッと動き止めはるトコなんて感動。あと、幕引く人むっちゃ上手。

珠玉の今週回…エエとこどりまでジックリ、また泣きながら楽しませて頂きましたわ！千代は早い内にお母ちゃん亡くしたけど、シズに栗子と2人のお母ちゃんに見守れてたコトを実感…計らずも栗子を選びシズに遭わせたテルヲにも感謝やネ♡楽しそーな予告ッ！放送中台本2ページ飛ばし？！問題ナイナイ、いつもの気転でノリ切れまっせ！

伏線って、例えば「るろうに剣心」の頬の十字傷みたいなものをいうのであって、なぜ傷が残ってるのか誰がつけたのか、それがわかった時「そういうことだったのか！」と視聴者に後から驚いてもらえる仕掛けのことで、花籠については何の伏線もなく、正直誰でもよかったという感じです。

昔から、女の敵は女と申します。
夫が別の女を作ったら、夫を奪った女に敵意を向けるのが女、
妻が別の男を作ったら、裏切った妻に敵意を向けるのが男、
古典からそういう物語が多いです。
今作は一平が幼少期からヒロインの救世主として存在しているので、大切な一平を奪った灯子に敵意が向けられています。

コロナ禍で切実に思うが芸能に救われて生きていける人は少なくない。栗子も厳しい生活の中さくらを育て、失くし、春子を引き取る中で何度も芝居に救われたに違いない。千代の離婚前、せめて看板女優になりかけたあたりで観客の中に栗子さんを紛らせる演出でもしておけば（時期的にさくらが結婚して少し時間の余裕ができる頃）千代の苦しみも和らぎ芝居の有難みも深まるしドラマへの関心も高まり良い事尽くめだったのに惜しい！

別に視聴率がすべてではないが芝居をテーマにした優れたドラマが評価されないのは残念なこと。特に道頓堀を愛し上方喜劇に造詣の深い人々にとっては忸怩たる思いで観ていたか早々に離脱した人が多かったに違いない。朝ドラとして、も少し温かみを出す素材は多数仕組まれていた。全てを脚本のせいにしたくはないが毎週のように視聴者の裏をかく展開が多かった。それを不快に思う視聴者もいて比較的素直に数字にでていたと思う。

かつて毒継母栗子と対峙していたのはチビ千代暖乃ちゃん、冷静に振り返れば杉咲さんとエマさんが共演するのは今週が初回だった。門前と栗子の住まいどちらの撮影が先か分からないが不信から感謝への転換が見事だった。しかしこの落差を強調する余り栗子の不在が長すぎたと思う。千代の芝居の応援者はハナ、百合子、千鳥、シズ＆みつえ母娘と受け継がれていくが少し早く栗子の応援を匂わせていれば殺伐とした中盤を回避できていた。

花籠のモチーフはガラスの仮面の「紫のバラの人」らしい。紫のバラの花言葉は「誇り、高貴、尊敬」だがもし青いバラだと「夢はかなう」でありこちらの方が千代には相応しい。ただ青いバラが完成したのは１０年程以前の最近のことである。栗子役のエマさんは最初からこの役回りを告げられていたが千代役の杉咲さんら他の共演者にはこのことは伏せられていた。栗子の設定は当初からの仕込みであり今週はヤマ場の週だった訳である。

不倫ドラマって、不倫する男女を主人公にするとまるで見方が変わるもの。「君の名は」のヒロインは、すれちがいの末に思い出の男性と再会したときにはすでに結婚しています。つまり不倫ドラマなんですが、見る人は完全に不倫カップルに感情移入して、なかなか離婚してくれない夫のことを憎くてたまらなくなったりします。夫が主人公ならまた別の見方になるんでしょうけどね。

今回一平よりも灯子の方が批判が凄く多い。

子供を出しに謝りに来て、千代に許してもらおうとする魂胆。そりゃあんたはそれで気が楽だけどね。

一平よりも灯子が悪者になっているのは何故だろう？小西はるさんの事務者はこの役よく引き受けたよね。

４月２９日放送分、長澤（生瀬）さん「関東煮（カントダキ）食べてんのやがな」と言っていたが、三河では「関東煮（カントニ）」と発音します。コンニャクをみそをつけて食べるのが「おでん」と認識しております。

と言うと大袈裟に聞こえるかも。でもNHKが数々の名作ドラマを生んできた「土曜ドラマ」と同じくらい深い物語。そういう意味では「朝ドラ枠」に収まり切れず、並みの朝ドラ感覚の視聴者は着いていけず「置いてけぼりになった」と恨み節が多発したんだろう。この数ヶ月、私は何度もジャン・バルジャンを思い出してきたのだ。これは「名作朝ドラ」、私もそう思う。

栗子が超絶キャラ変してて笑った。もうどうでもいいから明るくなってほしいという視聴者の切なる願いがヒシヒシと伝わる。前作はわりとネットを気にした作りの朝ドラだと思っていたが、実は今作の方がかなりSNSを意識していた。

一平、灯子にも、色々事情があったんでしょう…夫婦の関係は、夫婦にしか分からないし、男女の事は、それこそ、色々な状況によって…。浮気ではない、何かが生じるのも、業深き、未熟な人間にはありがち…なんでしょう。今まで、多くの文学作品含めて、書かれてきている題材ですもの…。不倫される側の苦悩は勿論、同情させられるけど…。灯子にも、言い訳させてあげたいな…。栗子の言い分を読んで、成る程って思えたから

最終回まで10日になりました。千代ちゃんの不死鳥のごとくの蘇り、これは見ものですね。
それもみんな長澤さん、当郎さん、栗子さん達のおかげですね。この3人の顔を朝から見ていると視聴者も思わず笑みが出てくる、そして涙も出る。まさしく泣き笑いの朝ドラ。

一平、灯子は最終回まで絶対に出さないでください。気分が悪くなります。

花籠を送っていた栗子さん、今日は朝から泣けました。宮沢エマさん本当に上手い。
アサイチのゲスト（林真理子さん）も宮沢エマさんの演技の上手さを語ってました。

～ようやく明るい兆しが展望しつつ在る≪おちょやん≫。日本放送協会働き方改革影響超大でAK制作が２６章１５６頁から、週５頁に削減を経て２３章１１５頁とハードカバーもかなり薄く為って肝心要のエピソードが端折られキャスト陣の無駄遣い顕著だった本作。余す３章１５頁で人気者だった≪チビ千代≫導入で１８％≒、ステイホーム七割近い大型連休で「当郎」「千代」軽妙な掛合いラストスパート～最終章で２０％突破達成？

普通はシズさんのように継母や育ての母と心が通じる場合は序盤であって、その後見守られ続けますが、今回のように終盤になって分かち合うのは稀ですね。

栗子が千代と会話してた中に「娘さくらを愛おしく想う程コノ子の姉…自分のセイで家族から引き離された千代のコトが気になった」みたいな件りがありました。ソレは春子も同様に、さくらが千代に似て来た事を想像させ…映画、舞台を観て千代のファンになり、謝罪も含めて影で見守り応援し続けようとする栗子の意志に見事繋がりましたわ♡

ついに花かごの人が判明し、伏線も回収されきょうは朝からネットも湧いてましたね。
天海祐希さんはこれで終わり？どこかですれ違うくらいないかな。

母親である栗子さんが千代の傍にいてくれる。こんなに心強い者はない。

おちょやんの終盤宮沢エマさんが出てくれて嬉しいです。生瀬さん、塚地さん、エマさんと朝を気持ちいいものにしてくれました。

一平、灯子は出てきてほしくない。
朝から気分悪いのはまっぴらごめん。朝は一日のスタートだから。