ドラマより視聴者の感想の方がおもしろいかもしれない。いや、ドラマがおもしろい人も当然いるはず、それはどんな朝ドラでも同じだ。脱落者ではなくアンチが大量発生したのは実はドラマの言いたいことが伝わっていたのでは？とも感じる。
エールでも思ったが、不意の妊娠を責める声が非常に多い。現実でもこうなのかと心配になる。

～スタッフもキャストも一所懸命に創って居るが～、一から百まで中途半端な流れが顕著過ぎる。ソーキそばを画期的に美味くしたと云う生の皮つき豚肉だが、千葉の猪野養豚場から宅配便？東京杉並送付時も、冷蔵扱いで送って居る筈。元来、ソーキそばと相性の良い沖縄の豚肉とて、冷凍では無く、冷蔵で送れない事由が解らん、１９７０年代後半なら、通常時の空輸宅配冷蔵便で翌日には杉並到着可。店舗内装飾も味気ない限り

「ちむどんどん」って傑作とかではないと思うけど、なんでここまで叩かれるかわからん。叩きたい人たちが乗っかって騒ぎを大きくしたんじゃないかと思ってた。現代社会の生き辛さそのもののようでもある。多様性とか口だけだな、とか。

ガラガラの店内なのに「こちらのお席へ」って指定されるのはイヤだな。窓際が良いとかカウンターが良いとかお客の好きにさせてよ。しかも相席の場合は先客に「相席お願いできますか？」と断りを入れるでしょ、普通は。それもなくて当たり前に相席に誘導された客が頭を下げてるってヘン。川平家族だからって無理矢理すぎる。

少子高齢化への提言かあ…。なあるほどって思いました。健彦の名前に込められた、心が健やかたれっていうのも、令和の今、色々と、文句ばっかり言い散らかしがちな現代人の心が健やかからは程遠いよって、言いたいのかな？叩くより、讃え合おうってＣＭ、やたら流れているけど、私は。とっても好きなフレーズ。みんな、頑張って生きているんだから、良いとこ探しをしながら、過ごしたいと思わせてくれた、ちむどんどん…頑張れ！

NHKプラスで配信中の「定禅寺しゃべり亭」ゲスト竜星涼さん、とってもおもしろいのでファン必見です！あさイチＭＣだった柳澤さんのプロ仕事見せて頂きました。ゲスト俳優の心を開いて語らせる、すごく良いトークショーなのでぜひご覧ください！
「ちむどんどん」コーナーの下の方から見られます。

「仕事で大きなことをする女性は妊娠をコントロールすべき」というのがもう古い。若い女性が仕事を選んで子供を諦める時代は終わらせなければ少子化加速は止まらない。結局、少子化の遠因はこの旧世代の批判にあると自分含め自覚しないといけない。
周囲が諦めるという見方にも変化が必要。誰かを犠牲にすることなく、何も諦めずに自分の人生を生きられることを比嘉家の全員が示している。

配信が伸びたのは「プラス」の成功と思いますがね。オンデマンドは有料ですからもう長いことやってるけど最近じゃ告知すら画面に出ません。「プラスで配信中」ばっかりです。脱落した人も評判を聞いて興味持って確認しているんだと思います。「モネ」「カムカム」にもできなかった局内表彰、誰も触れないので口コミ入れておきます。

モネといえば「誰かのためは結局自分のため？」みたいなのがずっとあったけど、ちむどんでは「自分のちむどんどんを追求することで自分も他人も幸せにしていく」みたいなのがずっとあったと思う。良子の石川家、暢子の青柳家、そして暢子は矢作を助けたけどそれは自分のためでもある。でもそれでいいんだ、二人は対等なのだから。
ニーニーもよかったけど私は矢作が暢子に静かに謝罪と感謝を告げたのも感動した。

「視聴率上げのため」って公式発表じゃないですよねもちろん。現代の朝ドラが視聴率目当てじゃないのってモネで証明されたと思うけどなあ。今は配信があるからドラマは一貫したまま完走させた方が固定ファンが満足して何回もオンデマンドで見るんですよ。モネは東北でツアーまでできてますし。ちむどんどんファンタグもトレンド入りしてます。今作は台本がかなり早いそうですし、歌子と智は初めから最後を飾る二人だったと思う。

林真理子さんが指摘したように、借金を抱えて開業する者が、新婚とはいえバースコントロールを何も考えていなかったのか。呆然唖然だ。あまゆの二階で無節操に無計画にやることをやっていれば妊娠は当然のこと。房子の開業延期や事務仕事の提案を「許してくれない」と優子に泣きついて、結局いつも通り自我を押し通し、周りは諦めるパターン。健彦の名前だって普通は出産前から夫婦で相談するものだ。

香子はプロ棋士で流産、あさは商売に奔走し娘と対立、喜美子は窯に息子の貯金も注ぎ込み離婚、音は妊娠→戦争で歌手の夢は叶わず、安子は家業再建に夢中になり娘と断絶。朝ドラヒロインは子供（家族）か夢（仕事）のどちらかを失うことが多かったが、暢子はどれも手に入れた。助け助けられ子を産み夢を叶える令和のヒロイン。つまり店の成功＋健彦誕生までが今週のテーマ。

なんか、最後の方で急におもしろくなってきて、今最初から見たらかなり違って見えるかもしれないな～と思う今日このごろ。
残り2週。シメはニーニーと思ってたけど歌子のようで。ニーニーは幸せになれてよかったです。歌子の幸せは何かな？

来週は歌子と智（ゆし豆腐）の恋バナで視聴率を上げる魂胆。加えて成功した東京の「ちむどんどん」を引き上げて沖縄に移住するらしい。矢作はどうなるの？沖縄といってもまさか山原では商売成り立たないよね。最後の最後に隠し玉がありそうな予感はするが騒動だけはもう勘弁してほしい！！！もう少し沖縄の現実である基地問題とか遺骨収集とかを描いた方がいいと思うよ。沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故は２００４年だったが…！

賢秀と店の復活に集中していれば神週といっても差し支えなかった。最後に無事に出産するところまで描いてしまうから印象がぼけるし興味も繋がらない。今まで何度もじらしてきたのだから今週は破水までで留めておいて、来週冒頭から出産で再開すればラス前にふさわしい盛り上がりが演出出来たのにと思うと残念だ。どうもこのドラマはスタッフが淡泊というか粗雑というか作品を練り上げる熱意が感じられない。最後まで弱点が出たか！

～婚約指輪は月給×３～と云う公式を厳守したが、己にして見れば高価なので上さんには仕舞って置けばと伝え、早々に結婚指輪を用意、互いの左手薬指に嵌めて居た。まあ、「賢秀」の場合、前借前借前借で実質月給０円ゆえに婚約指輪無しは、猪野養豚場専務取締役「清恵」も合点、結婚指輪だけはプラチナ製を用意しよう。気の強い「清恵」と短気でアホ「賢秀」ゆえ口喧嘩大いに遣っても物品投げたり手を上げるのは互いに自制だぜ

撮影は時系列に沿ってないのはわかる。ホステス清恵は登場する度に同じドレス姿セットを組んで一気にまとめ撮影するんだろう。房子のオフィスでワイン場面もそう、ラベルでバレたあり得ないワイン場面が二度も繰り返えされた。
出産間近なのに身軽にピョコピョコすったかスッタカ動く暢子をもう見なくて済む、良かった！

突然のにんじんしりしりーですが、うまさの決めて・ネギ油は矢作の仕事。映像で見せなくてもその言葉だけで暢子の矢作への信頼、矢作がフォンターナで学んだ丁寧な作業を続けていること。房子さんの笑顔からよくわかりました。
お産は突然始まりますが、その前の妊娠期間、けっこう長く見せましたね。女性が仕事も夢も子供も何一つ手放さずに全て手に入れられるにはどうするか、を丁寧に描いたと思います。

「大事な人を手放さない」「「大事なことは諦めない」人は自分のちむどんどんする心に正直に生きていれば世間の評価や他人の言葉に惑わされず幸せに生きていけるのじゃないか。
「心すこやかに」を今のギスギスした世の中に伝えたいという気持ちはわかる。他人を賞賛も批判も簡単にできてしまう世の中だから。
自分を大きく見せることしか考えてこなかった賢秀が空の指輪ケースで渾身のプロポーズ。もうその心だけで十分さー

～ラス前週はタイムトリップ３～４年～と公式サイトに在った。店は以降も繁盛して居るらしい。家族三人で山原に里帰りとの記載も、「和彦」は些か仕事に行き詰まりかな、東京杉並から沖縄山原へ、「健彦」に取って素晴らしい体験だな。並行して、「智」と「歌子」のラブストーリーが大きく進捗かな。姉の店を懸命に手伝う内に体質改善叶った「歌子」、「智」とも相思相愛なのに、未だ「暢子」の事を気にして居るんかな「智」

突然に、だったのはお産？プロポーズ？
初産で破水スタートはびっくりしますね。動じない暢子はたいしたものです。

賢秀の恋愛パートは「東京ラブストーリー」を思い出させるトレンディな作りだったので、「ラブストーリーは突然に」（小田和正さんが歌った主題歌）にかけたのかな？と思いました。

～養豚場の親父が話を付けた～と云う「清恵」の元夫「涌井」だが、纏まった金を渡したのだろうか、何れにせよ、半ぐれの紐体質屑野郎が何れ千葉の猪野養豚場に遣って来そうな気配が、豚小屋地中に埋まって無ければ。以前にも提案したが、生皮つき豚肉を欲する「暢子」には気の毒だが、猪野養豚場挙って山原シフトを提案する。養豚場親父も沖縄移転なら反対しないだろう。定期的に山原出張「智」に冷蔵で持ち帰って貰えば良い

和彦のおなか見て大騒ぎのしーちゃんに爆笑

～≪優子母さん≫は、やはり「賢秀」の母、良く解かって居る、幼子が歳月を経て見た目だけは大人だが、実態は「賢秀」は少年、それも食い意地の張った空気など読めない訳さ、そりゃ、痛い目に幾度も遭って居る「賢秀」だから間々覚醒する気配を見せるが、遣ることなす事腕白坊主のまま、心ピュアは事実、ゆえに騙され易い、幾度も幾度も幾度も喧嘩を繰り返して真の夫婦（めおと）に為る、彼らの子供に、子豚らに囲まれつつ

暢子、出産おめでとう！ああよかった。無事に生まれてほっとしました。いや絶対無事に生まれてくると信じてましたけどね。このドラマはそういうドラマだと。家族からも友人からも他人からも誰もが命の誕生を祝福、ただ生まれてくることそれが素晴らしいのだと、生命賛歌、生きる希望を伝えるドラマだと思います。

サブタイトル「にんじんしりしりーは突然に」なのにいつ料理が出てくるのかと思ってたらようやく。にんじんって健彦ちゃんのこと？突然出産ってこと？

賢秀猪野養豚場で給料もらってないのか、前借り返済に充ててるのか、指輪買う金もないとは。優子の上京が唐突だったとは言えない、出産予定日はわかってるんだから。

出産経験のある女優から何のアドバイスもなかったのか、役作りがまったく感じられない。

～ちむどんどん店舗内が殺風景過ぎる～、那覇市内国際通りの沖縄料理店入店と同時に三線の音色が聞こえて色濃く南国情緒が置き物に植物に人々の活気が方々から実感出来るのが嬉しい。資金不足は否めないが、以降長年営業して行くに辺り、酒・刺身と云う宴会定番アイテムを置かねば、水槽設置など夢のまた夢、あと鍋物も。にんじんしりしりもソーキそばも確かに美味いが、経営基盤強固に店舗を充実させる為には未だ不十分で在る

ラストに向けてハッピー盛りだくさんの内容ですが、ずっと気になっていたのが良子さんが良く東京に来ているけれど学校はどうしているの？先生がそんなに休んでばかりはいられないはずなのに・・・・・。
このドラマは最後まで適当にスルーしてるのが分かってしまって少々しらけてしまいます。

ヒロイン出産時にヒロインの店が店主不在でも満席でうまくいっている
これはすごい
これができないと令和の社会はやっていけませんよ、と

ニーニー劇場プロポーズ、もう賢秀らしさあふれてこぼれて大変なことに！まあこのありのままの賢秀を受け止めてくれる人じゃないと結婚なんかしてもらえませんね。暢子と一緒に「ありがとう清恵ちゃん！」と叫びたい気分！健彦くんも生まれてくれてありがとう！