「なぜかようにつまらぬのじゃ、もっと面白くせい」と聞こえてきそうだった、ずっと。
役者さんたちは本当に素晴らしいと思う。脚本のせいなのか…。
リアスの駅長も、漁協の組合長も、観光協会も、みんな死んでどうなる…と思ったところへ、
ブティック今野が来た。おんな城主も誕生。
農民たちの心をつかんだところで、来週に期待。

今年の大河ドラマ、柴咲コウさんも好きなので期待していたのですが、観るのが辛くなってきました。話の展開に共感できないことが多すぎます。

うーん、ホームドラマだなあ。あれだけ徳政令や、今川との関連で複雑だったのに、代わりに田植えしたら感動されて分かり合うって軽いなあ。大体、桶狭間で負けた今川の実態とか、織田とか徳川の動きとか、歴史観が全くない大河ドラマってなんだろう。八重の桜、花燃ゆに続き、女性主人公は、篤姫以外は共感できないなあ。リタイアしたくないんだけど、危なくなってきました。

勇者ヨシヒコで生き返らせてもらうのにカタコトの神父様に
「…タダでいいや」とまで言われていたメレブが大河抜擢で
「わらしべ長者」と言えば聞こえはいよいが
絵に描いた様な「金の亡者」になっていたで御座る
井伊の館を辞するときに渡り廊下で妙な動き＆表情してたけど
あれって「此処がオレのものになるのか～（笑）」ってこと？

井伊谷の村々に加え、井伊家本体も借財塗れ。井伊谷の農民は個々精勤に励み、怠惰の様相は視えないが、要は、井伊谷を治める『代々の井伊家当主』が如何に無策かを露呈、『vs.IMAGAWA』対応もだが、これ程までに、「直政」以前の『井伊家』は不甲斐なさに驚嘆。不甲斐なさと云えば『松平家康』～今川人質時代～潤沢に蓄えた遍く幅広い知識を実戦では活かし切れて居ない様相も歯痒い。『瀬戸方久』怪しいが面白い

瀬戸方久って、実在の人物だったのですね。

それにしては成り上がりの過程が嘘くさかったな…　まるでわらしべ長者の
ようなサクセスストーリーだったけど、戦場で武具を集めるなんて、それこ
そ危険極まりないリスキービジネスだろうに。そこら辺を流すからどうも真
実味が伝わらなかった。

池波正太郎の小説みたいに実は押し込み強盗を働いて一財産築いたと言う方
がよほどそれっぽいのに。

瀬戸の方久、オレオレ詐欺を持ち出すまでもなく怪しいのひとこと。

経歴も嘘くさい。演者ムロさんのキャラもあるけど、小説なら実は領主に
取り入るとんだ食わせ者でしたとなる展開だけどね。

今川が徳政令を出すよう関与してきたのは史実なので、方久が詐欺師とい
うことではないらしい。それならムロさんの芝居もキャスティングも視聴
者に余計な混乱を招くだけのような気がする。

【女城主編】～『虎松（井伊直政）』の後見に収まった「直虎」～女城主として、右も左も解らぬままの、実に危なっかしい綱捌きだが、【捨てる神あれば拾う神あり】～「直虎」の敵か味方かは依然不明～だが、【商才】だけは確かな様な『ムロツヨシさん』演じる「瀬戸方久」の蓄財は相当なものが在りそう。何れにせよ、数少ない『井伊家』家臣～政次・直之・六左衛門～に反旗を掲げられては、頼れるは「方久」しか居らなんだ！

明日（４・２）からの【女城主編】を『起死回生』に～軌道修正～を願いたい。正月からのワンクールは、率直に云って～期待外れ～に終わった。【徳川四天王『井伊直政～井伊の赤鬼』】の異名を誇った稀有の武将を産んだ超名門『井伊家』とは想えぬ体たらく不甲斐なさ。奇声や女々しさが満タン食傷気味でも、～録画視聴を含めた【総合視聴率】～を評価して欲しいとNHKサイドは国会で答弁だが。オンタイム数字で【15】クリアを。

直虎が史実に残っている活躍というのは直政の後見人になったことと、
徳政令を出すのを政治的判断で遅らせたと言うこと。

次回は領民の訴えを聴く心優しい領主という流れだったけど、結局徳政
令を出させない方に回るから農民に恨まれるのではないかな？　
そこら辺をどう描いていくのか静観したい。

ここまで直虎には共感度が低いからね（笑）