このドラマに出てくる人って、幸せそうな人が一人も
いないけど、懸命に生きている。
いつも何か問題をかかえており、欠点だらけの人間だけど
懸命に生きている。
解決策も直ぐには見つからないけど、そこが妙にリアルに
感じるドラマ。全員愛らしいね。
なんかホッとするし自分も頑張ろうという気がする。

初犯で，自首してきており、殺された相手の悪どさ
を考えれば、情状酌量の余地がたっぷりあるのに、
刑の減軽を求めず、ひたすら罪を補おうとする行介。
自分が苦しめていたのは、あの人だった。珈琲屋にきて
いた冬子だった。その事実を知った行介。どうなる？

冬子が長い間、封印して読まなかった行介の手紙を涙ながらに
読んでいたラスト。
今週もジーンときた。

昨日の冬子と行介の
墓場での出会いは辛すぎた。
行介が土下座。
その光景を見たくない冬子が．．
逃げ出した．．。
自分の存在が行介を苦しめているんだと
感じているんだねえ。
冬子は行介をやはり愛している（泣）。

３年寝たきりの女房を黙って看病し続けた英治。
話しかけても答えない。生きる屍。
英治は孤独を感じ続けていただろう。
が、女房が奇跡的に目を覚ましてくれた。
何を言うのかと思ったら、
「こ・ろ．し．て」「殺して．．」
悲しすぎる（泣）。

名作です。
ＢＳ契約をしておられる方に是非見ていただきたい作品です。
ＮＨＫ－ＢＳ３です。夜１０時。

今夜も楽しみで楽しみで仕方ないです。

今日ありますねえ。夜１０時ＢＳ３で
第３回目の放送。
「恋までの距離」ですか。
非常に楽しみです。

ホントに心に残る、心にしみる、何度も録画機を見たくなるよ
うなドラマを作ってくれるねえ、ＮＨＫ。
「ドラマのＮＨＫ」と言っていいのではと思う。

なぜか心にしみる、名作・良作が多いですね。てふてふ莊・小暮写真館・真夜中のパン屋さん・金魚倶楽部・古暮写真館・４９日のレシピなど、心の疲れを癒してくれる作品群に感謝します。てふてふ莊はいつ頃、地上波で放送するのかな・・・。

行介が元子の手をがっしり掴んで離さなかった。
「いけません！　いけません！」
「・・・・・」元子
「座って」
この時の懇願するように必死な行介の顔と声。
自分と同じ過ちを絶対に犯させない、一線を越えさせない
そんな強い思いが伝わってきました。

夫婦っていつの間にやら空気みたいになって、マンネリというか、
惰性というか、新婚当時の新鮮さとか感性が無くなって、相手に
気をつかわなくなってお互いに相手に迷惑かけても、全然気がつ
かなくなる。
それが夫婦危機の始まりになるのだけど。
このドラマの天野夫婦みたいに、
夫婦で共通の時間を過ごすとか、
共通のものをいただく（珈琲を飲む）とか、大切な事だと思えて
くるね。

人っておもしろいのよ。
ある人をとんでもない悪だって言う人もいれば、その同じ人を
優しい人だって言う人もいる。
あなたも私も、殺されてしまったあなたの旦那さんも触れ合う
相手によって変わる。
その彼、ホントはどんな人なんだろうね～

本当は過失致死だったのに行介が控訴しなかったから、殺人罪
が確定してしまった。
自分自身を許せなかったんだろうねえ。
本人は一瞬でも殺意があった事は事実ですしと言っていたが。
不器用な人だねえ。
ところでおでん屋の壇密さん、行介に惚れないでね（笑）。
冬子が急速に行介に惹かれ始めているので、ややこしくなるか
ら（笑）。

木村多江さんのお話によると、
島木雅大役の八嶋智人さんがこのドラマのムードメーカーだそう
ですね。日本のミッキーマウス？
楽しく仕事が進んでいるようで、なによりですが、
小学校以来の幼なじみである島木は、行介の殺人事件を知ってい
るのかな？ちょっとそこが分からない。

冬子役の木村多江さんがＮＨＫスタパに出たときに、
モノマネを習いたいと木村さんがおっしゃっていましたので、
清水ミチコ嬢からＦＡＸ送信音からえなりかずきのモノマネ
を伝授されておりました。
ひょうきんな部分もあるのですね。
でもこのドラマのように、流石に靜かな役のほうが似合う方
だなと思いました。

私が自分が殺した男の妻と知ったらどう思うのかという意地悪な
動機で正体を隠して珈琲屋に現れた冬子だが．．．
今は純粋な気持ちで「宗田行介」がどういう人なのか．．．
ただ知りたいという純粋な動機。
それが恋？に発展していくのかね。
素晴らしい演技です、冬子役の木村多江さん。

第１話はコロンビアでしたね。
第２話はモカ。
もう一つの主役、珈琲の話も楽しみです。
ギリギリの所に生きている人間を
一線を越えさせずに引き戻す力か。
たった一杯の珈琲が人生を変える事がある
って言っていましたね。
行介の「珈琲、飲んでいって下さい」か。

第２話で人を殺すって人間でなくなるって事だよと高校生に言っ
ていた行介。一線を越えてしまった．．。
第１話で夫を刺そうとする天野元子（渡辺えり）を必死で止めよ
うとする行介。
「座って．．」と泣きそうな顔で懇願する行介。
その顔が忘れられない。
忘れられない名場面になった。

木村多江の演技は秀逸。
深みのあるドラマと思う、来週も楽しみ。

岡本玲ちゃんの高校生は行介の珈琲を「おいしい」と
飲んでいましたね。一方、同じ高校生ても省子ちゃん
はクチに合わないようで、珈琲キライとか言っていまし
たが。
やっぱり冬子もそうだけど、人生で辛い人生経験とか、
苦い思い出のある人ほど行介の珈琲が美味く感じるのか
もしれないね。

高橋さん演じる行介と木村さん演じる冬子。
どちらも大人の色気を感じます。
特に高橋さんは排気量の大きいスポーツ・カーがわざと
スピードを抑えて法定速度で走っている車のようにも感
じます（笑）
二人とも素敵ですね。熟年という感じがする。

ちょっと誤解を招く表現でしたねえ、私。
訂正させてください。
「女子校高校生」の省子ではなく、女子高校生の打ち間違い。
男女共学の高校みたい。
それと省子がお金のため売春しようとしたのは、親を助ける
ため。
父親が借金取りの取り立てに苦しんで遺書を残して自殺しよ
うとしたからです。本当はとてもいい娘なんです。

「タイム・イズ・マネー」を信条に
昼も夜も馬車馬のように働く倉科カナ演じる千菓。
高利貸しの夫を殺された冬子。
真ん中に女子校高校生の省子を挟んでの珈琲屋での会話。
二人の金銭感覚の違いが出て面白かった。
無論、祥子が「ＪＫ、処女、顔Ａ」で効率よく
お金のため売春しようとしているとは二人とも知る
よしはないが。

高利貸しの男は経営難の和菓子屋の店主に
どういうふうにして返済を迫っていたのだろうか。
まさか多額の生命保険をかけて死んで返せと言っているのかね。
自殺しても生命保険はおりないのではないの？
店主は「ごちそうさん」に出ていた徳井優さんだねえ。

１本８０円のみたらし団子。１本売れても３０円の利益しかない。
３０万円稼ぐのに１万本売らなければならない。効率は確かに悪い
けど、でもそうやってお父さんもお母さんも、省子ちゃんを育てて
きたんだよという行介の言葉。
何かぐっと来る。

話の中身は考えさせてくれうような深い内容になっているが、それぞれの俳優に振られた役がいつもそれぞれの俳優がやっているような役ばかりで、またこのキャラの役かというのが残念。各キャストをそっくり入れ換えたら面白いのにと思った。高橋には経営難の和菓子屋の役、木村には旦那に浮気されたクリーニング屋のおかみの役、倉科には、夫を殺されたヒロインとか。各俳優のいつもと違った役を演じる技量というのを見たかった。

今回もなかなか良かったです!!静かな高橋さん好き！

予告見てしまった。第三話。「恋までの距離」
ああ～。たまらん。
冬子が亡き夫の墓参りで、行介とばったり。
ああ～。どうなるんだろう。

岡本玲ちゃんが出てましたね。
「純と愛」の誠ちゃん役の。
メガネかけて少し痩せていた？ので、最初分からなかったけど。
省子の友達、彼女も傷ついていたんだね。うん。
「ひとりじゃない」か。