話の整理をつけてくれるナレーターに好感を持ちます。登場人物の心理まで語る、その語り口が芝居がかっているナレーションは作品鑑賞の邪魔になります。演出の方は大河篤姫も手がけた方ですね、お名前を覚えています。音楽も、スタイリッシュなオープニングも好きです。脇を固める方々も良いです。そして。浅野忠信さんの魅力にあふれています。

錯綜する人間像が割合ていねいに描かれています。
小雪に依頼されて来た弁護士が小雪を一度も見ない、ということからこの小雪が真の依頼者かと分かるなど、チャンドラー一流の人間観察です。
財前医師も狂気の息子を屋敷に飼い殺しみたいにして…。ひょっとして麻薬患者でしょうか。どうにもならない人間（小雪の夫のアル中も含めて）を、描きつつ視聴者が暗くならないのは、やはり脚本のうまさでしょうか。

原作を読んでから数年経っていますが、筋書きは原作通りです。原作の雰囲気をうまく、日本に置き換えています。でも、確かにチャンドラーの世界です。
原作を読めば、NHKのドラマの素晴らしいさが分かります。アルトマン監督映画作品は、ひどかった。エリオット グールドがマーロウを演じるていて、イメージ台無しだった。

原作は知らないんだけど、原田保の戦争体験とか、命の恩人として慕うヤクザとかって原作にもあるの？
日本を舞台の日本人の物語になっててスゴいと思った。
でも小雪の背中ぱっくりドレスはないわー。
夫からDV？どこにもケガしてないよね？
罠？ワナなの？

朝ドラ『カーネーション』で注目していた渡辺あやさんが脚本。期待したのですが、いまいち面白さがわかりません。

戦後の日本に舞台を移しながら、チャンドラーの世界が展開されてます。
ちょっと、湿っぽい（日本的）ところがあるかな。傷ではありません。正力松太郎や坂口安吾を連想させて、面白い。チャンドラーらしいキザで粋な台詞が欲しいですね。

浅野忠信様はなにしろかっこいい！ありがとうございます。。NHK

ドラマといえば、出場人物が悪か善ときっぱり色分けされています。人間はそんなに単細胞ではないのに。
まあそれの方が視聴者が喜ぶということもあるのですが。何もかも包含してこそ人間です。
磐二は探偵業だけあって、人間を見る目の分厚いこと、そこがこのドラマの深みになっているのでしょう。
寡黙な男は洞察力に富み、冷酷なほどの目で観察します。
盤二が原田平蔵をどう捌いてゆくのか、興味はつきません。

ＮＨＫって本当にいいドラマ作ってくれると思う。
このドラマもその一つ。
内容がすこぶるよくても、朝ドラと大河以外、視聴率的には
あまり期待できないＮＨＫ。
原作は全然知らないのだけど、
５回で終わるのが惜しいと思うような素敵なドラマになりそう。
配役も素晴らしいしねえ。
今日の夜９時放送が楽しみです。ダイレクト視聴します。

第2話のタイトルは「女が階段を上る時」です。
この題名で映画がありました。高峰秀子主演の。印象的な名画でした。
さて今回、階段を上るのは小雪さんですか。
どんなふうに物語が流れてゆくか愉しみなことです。

第１話とてもよかった。
明日、第２話のお話が楽しみです。
録画もしますが、
今週からダイレクト視聴します。

1950年代の猥雑な感じと女優２人のアバズレ淫靡な感じがいい。
原作やハードボイルドの本場アメリカとは違う、温帯湿潤気候の日本が舞台の湿った感じがよく出てる。
どしゃ降りの雨がそれを一層引き立てている。

綾野さんのセリフが聞きづらいし、役に合っていないと思う。ハードボイルドにしてはなんか湿っぽい感じがする。持って生まれたものだと思う。雰囲気だけではごまかせませんでしたね。

原田志津香を惨殺したのは夫の保ではなく○○だろうと、私立探偵でもない一視聴者の私でも分かります。
それでもそのプロセスに惹かれて見続けることでしょう。かなり目の肥えた視聴者を惹きつけるに違いありません。小雪や古田新太が絡んで来るとますます混沌として、醍醐味が増すことを請け合います。
1950年代の東京を設定とか。

原作の雰囲気を出していてびっくりしてます。
綾野さん扮するテリー レノックスも原作通り。ただ、もうちょっとハンサムにやって欲しかった。
日本人でもフィリップ マーロウを演じることができる。
浅野さんに脱帽です。第一話で既にロバートアルトマン監督作品を抜いてます。

原作は昔に読みましたがほとんど記憶していません。
別に原作に忠実でなくともよろしい。しかし、今回のは間違いなくチャンドラーの世界です。
人間の奥底にひそむおどろおどろした部分が過不足なく出ています。
私立探偵のマーロウは浅野忠信さん以外の俳優には無理だろうと思うぐらいの嵌り役です。

先週の土曜日に放映されるやいなや、
さすが．．に順位を上げてきましたねえ。
ハードボイルド．．
配役も素晴らしく、さすがのクオリティでしたが。
この前まで２８番目の順位にいたのが、ウソのよう。

ナレーションが誰なのか分からなくて、最後に事件記者と分かった。
遠藤憲一と遠藤賢一って紛らわしいな(笑)
歌姫が見納めって、彼女はもう出ないのかな？
テーマ曲は別人が歌っているようだが、歌姫もなかなかよかった。

原田保のような怯弱な、それでいてどこか純粋過ぎる男は母性本能をくすぐるのでしょうか。
私もヒモにしてみたい。
原田志津香は、実力はあるが人間性の欠落した父親とは全く違うタイプに惹かれたのでしょう。柄本明さん、あくの強い原田平蔵を好演しています。
どの俳優も深みのある奥行きの感じられるいい演技をしています。贅沢な役者の選択です。もう一度見直したい。

原田保がヒモ男でも愛すべきロクデナシになったのは、脚本と俳優の力だと思う。
あんなふうに懐かれちゃったら盤二も構いたくもなるよ。
雨に打たれる捨て犬が、おそるおそる近づいてきて、ちょっと尻尾を振ってみた。って感じ。
原田志津香の太田莉菜って松田龍平の嫁さん！体当たり演技は悪くなかった。

増沢磐二なる探偵を演じる浅野忠信さん、いい味を出しています。全体に渋いですね。
暗いシーンが多いのですが陰惨ではない。
探偵の淹れるコーヒーをわたしもご相伴したい。もちろんブラックですね。本格的な味がしそう。

遠憲の部下は「空飛ぶ広報室の体育会系広報官」だった役者さんだ。好い人オーラが微塵も残ってないよ。歌姫とゴシップ女優もありきたり感がなくて良かった。小指と富永愛はほんの顔見せ程度だったから次回のお楽しみ。真っ赤な口紅と爪、紫煙と酒、外娼とクラシックカー。吉田鋼太郎の弁護士と古田新太も不気味。浅野忠信の枯れ具合がいい感じ。綾野剛も繊細でいい。

浅野忠信に惚れてしまった！かっこいい！

探偵の増沢盤二みたいな無口で人の心を読める男は最近、少なくなりました。
テレビのワイドショーで喋る男どもの俗人さ。つまらぬことを喋くること。その内容の低俗さ浅さには呆れるばかり。内容になんの人生哲学もない。
孤独を耐えてしっかり立っている盤二に惚れ惚れします。

長いお別れ　相当前に読んだけど　ハードボイルド好きで洋書ばかり読んでた頃が懐かしいまた読みたくなりました。
土スタも見たけど浅野さん　綾野さんやっぱ役者引き込まれました。
来週もオンタイムで見ます。

長いお別れ　相当前に読んだけど　ハードボイルド好きで洋書ばかり読んでた頃が懐かしいまた読みたくなりました。
土スタも見たけど浅野さん　綾野さんやっぱ役者引き込まれました。
来週もオンタイムで見ます。

「綾野は死んどらんと思うね」のコメントで、タイトルのロンググッドバイの意味が分かりました。
この探偵は最終回あたりで原田保と再会するのでしょう。初回のタイトルも、そう考えればうまい。本当に死んでいたら「色男の死」なんて陳腐過ぎます。実際に死んでいないからわざわざこんなタイトルにしたのでしょう。
何もかも視聴者を裏切ってくれて、予定調和の世界でないのがぞくぞくします。

素晴らしいドラマだと思いました。
土曜９時はこれに決定！
原作も番組宣伝も全然見なかったけど、さすがＮＨＫ。
贅沢ですねえ配役が。
福島リラ、遠藤憲一まで脇にいるとは。

猥雑な雰囲気の時代感がよく出ていた。冒頭ゴシップ紙を買った場面はどこのロケ地だろう。色褪せた瓦の古家に木造電信柱が残っている場所がまだあるとは驚いた。クレジットに名前があった静岡県島田市の北部川根町かな。生まれる前の物語なのだか、子供達の服装にも懐かしさを覚えた。びしょ濡れの保なんだからズボンも脱がしてやって欲しかった。綾野剛ファンへのサービスってことで。

綾野は死んどらんと思うね。２転３転すると思うなー。女が殺されて、傍にいた男の事情聴取をしない点がやや曖昧で引っかかった。昭和の初めころの感じをだそうとモノクロ的な撮影もまあまあだった。柄本の怪人ぶりも今後の楽しみ。土曜の午後９時はこれでキマリ！