西島秀俊さんはこの頃から魅力的だったんだ。

何もかも失った桜子が一時ああなってしまったのはしかたがない。誰からもまだこれからだからと言われるのみ。普通ならふさぎ込んでしまってもおかしくないので、やはり桜子は強いということだろう。冬吾が自分の絵を燃やしたのと桜子の楽譜を燃やしたのはかかっている？

杏子はがんばり屋さんですからね。救護所でも他の看護婦に比べても働き詰めだったのかもしれませんね。それなら真っ先に休みをもらえらるのもわかります。

桜子は達彦がいるから私もここにいるみたいなことを言ってたけれど、冬吾のことも好きなんでしょ？純情きらりって感じよりは欲望ギラリってドラマに見える。

原作のことは全く知りませんが、原作を読んだときに浅野さんはぜひともドラマにしたいと思ったそうです。原作のことは全くと言っていいほど知りませんが、鈴村さんやおばさんの子供の話はフィクションな気もします。ところで、最後に「この話はフィクションです」などはないのですね。

このドラマは、何もなしとげなかったヒロインを描きたかったと脚本家が言ってるくらいだから、視聴者に響くものはないかもしれません。ただ次から次へと問題を起こすドタバタ喜劇だからねえ。でもあまり笑えないけどな。

空襲のシーンは迫力ありましたよね。CGも使って。焼け野原のセットも素晴らしかったです。「私のために生きて」は唐突に言ったらあれですが、今までの流れがありますからね。初見では恋情などは微塵も感じられませんでしたが…。