一見部活物だけど、描かれているのは中高生の家庭のリアル。
極端に見えるけど、あるところにはある家庭の一面なんだろう。
こんなに膨らませていいの？1クールで片つくの？と思ったけど、つくわけないよね。
これから数十年かけて向き合っていく問題なんだから。

数少ない部員がみんな、複雑な事情〜問題抱えてて……この回はLGBT。

似たような状況で、試合場面が少なかった『ツルネ』だって、ここまで「全員持ち回り」にはしてなかった。
いかにも散漫だから……ちょっと「整理」したらいいような気が。
エンディングで踊ってる生徒会長の家事情や、漫画描き女子のエピは、「本筋の邪魔してて、余計」に映るし。

主人公、幼少期から殴られてたトラウマで、暴力親父を前にすると萎縮・硬直なのは分かるんだけど、
親父に家バレしてることを、能天気母に黙ってるのがイカン。母親も、お金がなくなってることに気づかないし。
ラケット破壊されても、部長ん家に余裕があるから、部活は継続できるんだろうけど。

『バッテリー』や『ツルネ』路線なんだとは思うんだけど、ウェットなエピで遠回りして、公式戦が遠い。

ソフトテニス部はいい感じにまとまってきた。しかしこのまま簡単に強くはならないだろう。
顧問の先生がちょっと触れていたが過去なにか暗い出来事？かなにかがあったみたいで気になる。
しばらく来てなかったクズ父が再登場して暗い気持ちになった。この父親なんとかしてほしい！
それにしてもほとんどのキャラの名前と顔が一致しない。あ、話は面白いです。

第3話、EDは差し替えたかと思ったらそのままでした。キャラデザが可愛くて好みだし内容も興味深いのに残念なことが起きてしまいもやもやします。オリジナルアニメを応援したいので、問題をクリアにしてまた頑張って欲しいです。

エンディングは、どう見てもモーションキャプチャで……
流し見ながらに、『かぐや様』の３話とかよりも随分ナチュラルにすがすがしく踊っていたため、
「制作、がんばったなー…」と思っていたのに……

出るキャラ出るキャラ、闇が深そうな、中学軟式・テニスの地味王子様。
底辺から駆け上がってく爽快感とカタルシスを期待したい……んだけど、どうかなー。
（眼鏡部長の母親と、主人公のDV父が地雷だし、他にもどろどろしてそう）

同じクールの、『ルーキーズ』調な高校バスケ部『あひるの空』の方が、内容は明快。

「この音とまれ」みたいな爽やか部活ものかと思ったら、金で無理やり入部させたり、「あの子と二人きりは嫌だ」という妙な母親や子どもを虐待し金を巻き上げる父親が出てきたりでなんだか色々重い。ソフトテニスを通じて全体が明るい方向に動いていくのかな？今のところ先が読めない。