もう一度やり直そう、師匠宅でみんなで暮らそう…　と、菊比古が希望を口に乗せ、実現が見えた所で、蠟燭の炎が吹き消されるようにそれは潰え…　助六とみよ吉は奈落の底へ。
残された菊が一番辛いパターンで、、、
気の強〜い小夏の反発も目に見えるし、苦労ハンパない…。

落語シーンに効果音いらない！そのくらいじっくり聞かせてほしい!!

菊と助六と落語の間に、余人が入り込む隙は、最初からなくて。みよ吉がひたすら気の毒だったけど、やっぱりなー…。

靡き切らなかっただけに、みよ吉にとって一番綺麗な想い出が菊比古で、褪せる事なく大事にしまい込まれていたんだろう。
「やっと来てくれた」とは言ってたけど、実際相対してしまったら、自分が保てなくなり、壊れてしまいそうで…　怖い。
　

「八雲」をめぐる過去の因縁と、名跡への師匠の思い。
「本当はお前にだって渡したくないんだ」という言葉がこぼれたあたりに、「本当に息子のように思ってたんだなー」と。

「八雲」を受け継いで守り、次代へ渡す事が、菊比古の使命に（なったんだろうな）

観客や裏方が居ないのに発声練習でもしてるのかな(笑)

菊比古の側から「助六の才能への灼けつくような羨望」を観て来ただけに、
助六の側にも嫉妬があった…って下りに、「ああ、そうだったのー…」と。

助六、菊比古に怒られるシーンばっかりでなく、「豪放磊落？なやんちゃ〜放蕩っぷり」を画面で見せてくれて、「その中で時折覗かせる憂い」とかあったら、共感度上がったかも。

助六という名の由来、遊楽亭との因縁、を明かすとともに手渡された古い扇子。
普段仏壇に供えてある遊楽亭の系譜を眺める師匠。

いよいよ真打ち昇進だのに…
やがて確実に訪れる「別離」のフラグに、もの悲しさもあり。

昭和期、菊比古みたいなストイック美形はモテたんですよねー。
落語に精進し、助六の世話最優先で、いつも袖にされてしまうみよ吉。
それ以上食い下がりもしない、尽くす事・想う事もやめない　みよ吉の健気さが、回を追う毎に不憫で…　つらくなる。
一方の助六、それが彼の良さでもあるんだろうけど、能天気に生きてるよなー…。

芸事〜芸術は何でもそうだと思うんだけど、
「ひとの為に…」って人と「自分の為に…」って人に二分されるものだよね。
どっちが上ってんじゃなく、「自然とそうなる」感じ。

この時代はそんなに甘くないなどさておき
二人が成長していく様がいいです
おもしろいです

ＯＰの「薄ら氷心中」も雰囲気出てて好きですけど、
ＥＤの「かは、たれどき」もいいですよねー。
久々にサントラ買おうと思ったアニメ。
ＥＤはちょっと単曲で譜面欲しい。（トランペットは吹けないが…）

高座でグングンと客の心を掴んでいく助六を横目に見ながら焦る菊比古。でも、彼の良さは別の所にあった。色々見せ場はあったけど、髪を下ろしたみよ吉を入れてきたのは良かった。

「死神」と「野ざらし」をやった３分のテープを送れというのがあったらしい。落研出身だったり、現役落語家の弟子に名を連ねていたりという方たちが本気で役を取りにきて、この配役になったようで（関さんは除く）。
肝心なのはドラマの方なのですが、そちらも結果的にベテランの渋い所が揃うこととなりましたね。原作もすでに一定の評価を得ているので最後まで楽しみ。

安定感抜群。
言葉に表さずとも、菊比古の焦燥や鬱屈？が伝わって来る。血肉が通った人物描写で…　20数分の中に臨場感と「熱気」を孕む。

菊比古、髪型のせいだと思うんだけど、正月にTBSでやってた二宮君主演の秀作落語ドラマ『赤めだか』を思い出す。

さて、過去編の最重要パーツのみよ吉がいよいよ物語に絡んできますね。林原さんの演技が期待されます。楽しみです。

声優さん達、落語独特の語り口に苦労したんでしょうね。頑張った感じが滲み出ています。まあ、デキは素人芸にしてはそれなり、という程度ですが。
子供の頃から落語を聞いてきた爺は、若い人達が、落語という優れた芸能に関心を持ってくれることを大いに喜んでいます。

あえて声優さんの名前書かないけど、初太郎（幼）のイントネーションが下手過ぎ。

予想以上にちゃんと落語の語り口になってて驚いた。これを機会に声優の落語会を結成して欲しい！
「ひ」を「し」と発音する江戸前の言葉もしっくり馴染んで懐かしい。
7つの声色を操ると言われてる 石田彰さんの「鰍沢」通しで全部聴きたいねぇ。
関/与太郎は小三治っぽくて滑稽噺がとても良く合ってた。今後の山寺/助六にも期待大です！

一時間楽しませてもらいました。山ちゃんの落語語りも楽しみです

自分はどちらかと言えば話芸のみの江戸落語より効果音（三味線、太鼓）を入れる上方落語の方が好きだな。有楽亭八雲（ＣＶ石田彰さん）、キャラ設定より声が若く聞こえたけど落語の演技はさすがでしたね。与太郎（ＣＶ関智一さん）もうまかったけど声が高いというか軽いというか。これは落語家の新人さんということかな。助六 （ＣＶ山寺宏一さん）やみよ吉（ＣＶ林原めぐみさん）も出演する。山寺宏一さんも落語をするのかな。

絵が綺麗☆。人物の顔は、原作の特徴をおさえつつ、より美麗に。背景の色調も良くて、画面全体に味があって美麗☆。

落語の語りが、結構長い。八雲師匠より与太郎の方が「勢い」と「らしさ」があって、巧いように聞こえてしまった初回。
師匠の方は「難しい／しみじみ聞かせる系の演目」なのだろうけど…

１０日の０時から、初回１時間☆。

期待以上の出来。落語をアニメで見せるという部分だけじゃない、ドラマ性も優秀。
萌えばかの昨今のアニメに飽きた人にこそお勧め。

今期で一番期待しているのがこれ。